私の中の臆病 精いっぱい育てたの グリセリンの海泳いで 球体の内部で夢見てる 積もりきった雪をまた降らせては その都度違う夢を見せる 溶けながら 溶けながら 少しずつ共鳴する 澄み切ったソーダガラス 見られてしまう すべて 欠けながら 継ぎながら 私を急かすように まぜこぜの感傷がドームに張りつめてゆくの グリセリンの海時化って 電光みたいに雪が跳ねる 影に匿う剥き出しの愛着を 逆さにまわして見透かされる 白日にさらされて ぐずぐずと倒壊する 混ぜながら 混ぜながら 溺れないように逃げて 訳なんて 意味なんて うわべを滑る塵 まぜこぜの感傷が私を仕舞うドームになる 溶けながら 溶けながら 少しずつ共鳴する 澄み切ったソーダガラス 見られてしまう すべて 欠けながら 継ぎながら 私を急かすように まぜこぜの感傷がドームに張りつめてゆくの