神様 仏様なんかよりもずっと こわがり ねむるまでそばにいられればいい のに あまがみするの しるしをつけるみたいに あなたの色は しずかに闇にとけてゆくのに あなたがわたしに触れる その前に そっと消えてあげるのよ シャボンの涙が 夢の終わりが 近づく 近づいてゆく いつかは忘れるのあなたのことすら 名前つけて 時間が過ぎてしまわぬように あなたが眠りについた そのあとに そっと触れてしまえたなら 「また明日」の約束を果たす前に その前に その前に その前に くだらない話ができたらいいの あまいおかしをすこし あなたがわたしの生活になる前に その前に その前に その前に