夢がまた一つ消えていった 眠りから覚めた泥のように 青ざめていった街の表情が カーテン越しに映っている 白い光を浴びて 心臓に暗い影を落として 今日もまた少しずつ 終わりに近づいていくだけ 泥水を飲むような生活の中 僕の頭はとうに錆びついてしまった しまった どこにもいけないまま 小さな箱で朽ちた足を 抱き寄せて微睡んだ 明日が来ないよう祈りながら 泥水を飲むような生活の中 僕の頭はとうに錆びついてしまった しまった どこにもいけないまま 小さな国で声を殺して 咽び泣く誰かの この僕の この痛みを とても長い間僕は 氷潰けにされていたような気がして 神に問い質した言葉 「どうして僕は生かされている? なぜお前は僕を見て笑うの?」 答えないまま どこにもいけないまま