静かに揺れているせせらぎのような 楓の音色に耳を澄まして 色とりどりの綺麗な景色に 私は息を潜め見惚れていた (さやさやと響き渡る そよ風は)ほんの少し肌寒くて 幾つもの時を重ねてきたことで 他人とは違う場所にいるのだと 感じることが少し寂しくて 思わず立ち止まり空を見上げた (キラキラと舞い散る葉の 隙間から)朝日が零れていく 茜色に染まっている 木漏れ日の中の光を 見つめていると 私が生きてきた道の 裏側を眺めているようで切なくて 気が付けば涙を流していた (もう過去には帰れないから この先へ)今は進むだけで 茜色に染まっている 木漏れ日の中の光を 見つめていると 私が生きてきた道の 裏側を眺めているようで切なくて 気が付けば涙を流していた