Track byセリザワヒナタ
血が出るみたいに思い出したのは できすぎた 出会いやはじめての痛みのこと 乗り換えで途切れた話の続きを 聞かせて ねえもっと遠くへ逃げたいね 繰り返す波はいつも 淡々とそれはいつも 姿を残してすり減るだけなの 空を切る電波塔が流れてく 窓にそっと 夢を委ねては待ちあぐねている 地下鉄駅のホームでおかしなこと 考える 君にはこれっぽっちも わかってもらえませんように 血が出るみたいに思い出したのは 傷つけた日の陽射しや別れ際 唇の動き 雨の日には決まって傷跡が痛むかい ねえもっと近くで見せてよ