遠くで鳥が啼いた 手にしていた空が紛い物でも 僕は歌を描いた もう聞こえない声を頼りにして 君の話をしよう 癒えていく傷痕が 記憶をいつの間にか消さないように 慣れない孤独が 馴染んでいくたび こんなに脆い生き物を そしてこんなに鈍い生き物を 僕は他に知らない だけどどうしようもなく 繋がりあって 切れてしまえば一瞬で なのに消えてしまえば永遠に 想い続けている あんなに同じ生き物を そしてあんなに違う生き物を 守りたいと願って だけどどうしようもなく 守られていた 星の数ほどの軌跡と 月の光の熱が もう一度 僕を動かして こんなに脆い生き物を そしてこんなに強い生き物を 僕は他に知らない だけどどうしようもなく 恋しくなって 過ごした日々は一瞬で なのに消えてしまえば永遠に 想い続けている