交差点の灯りが滲む 最後に会ったあのカフェの前 ふたりで過ごす明日さえ もう望んじゃいけないの? あのとき言えたら 何か変わったかな 「行かないで」って 本当は 言いたかったのに 約束のない夜に あなたの名前 何度も呼んだ 触れられない距離が 心にまだ 残ってるまま さよならさえ くれなかったね あなたが笑う夢を見る 目が覚めても まだ温もりが 残ってるようで 苦しくて 眠るのが 少し怖くなる 時間だけが 優しくて 想い出を 薄めていく だけど私は まだあの日に 置き去りのまま 約束のない夜に あなたの声が ふいに響いた きっともう届かない わかってても 信じたくなる 強くなんて なれないよ 誰かに寄りかかることで あなたを忘れたくない 心の隅に あなたが まだ生きてるから 約束のない夜に ただ静かに 星が瞬いてる もう戻れないこと ちゃんと今夜 受け止めたい あなたを愛したことだけは 嘘じゃないから 約束のない夜を 私はもう 一人で歩く
