灰色の空を見上げ 急ぎながら焦って 息を継げる暇も無く 駆けて来たのに 懐かしい声の君が 片隅にこだまする あしたを捜せるのかと 問い掛けている ただ 疲れただけさ なんて やるせなさを潰せば だれも自分 抱き締めてくれるひとが いない事に 気付かされてしまうのさ 何時の時にか 憧れすら 変わりはてた 様子(すがた) 現在は 遠い君の膝に 堪らなく帰りたい ♪ ゆっくりと背伸びせずに 例えば遅れはしても 弱さ隠すことなく居て 良かったのに 汚れないあの季節に 叫んでみたところで 決して取り返せないと 解っているけど 輝きを掴めるような 今度は 気がするのさ 通り抜けた 景色とか 街角さえ どれひとつも 覚えていない位でも 何時の間にか 僅かで いい 逞しさを持てば せめて 遠い君の許へ 腕を振り帰りたい ♪ 堪らなく帰りたい ♪ 腕を振り帰りたい