Track byMaison book girl
夜が明けた地下鉄、 コートを着た二人の階段の足音に白い息が溶けてゆく きっと戻れない日々眺めてた。 たった一つが欠けて、諦めて。 ただ願っているの。 出口を探して街の音を聴いてるだけ。 黒い人たちが地下街を混ぜて、 逃げてばかりいるの、まだ。 歩道橋の上から、緑色と黄色が眩しくて目を閉じた。 鉄の匂いが漂う。 まだ覚えてるかな 唇に塗った思い出はもう忘れたの。 愛されたいとか思ってもいいの。 きっと誰かは泣いてるの。 交差点の中で見失っていった手と手、冷たい日の朝。