私はここに来た ซอยสิบสองのカフェから レシートが風に舞い ざわめきの中でひとり アイスティーの氷が溶けた 赤い屋根越しにさす日差し 初めてのこの街で バイクすり抜けていくたび 記憶の棘が消えていく 私はここに来た 誰のためでもなく 私が私を感じるために 白いシャツの背中に熱い風が 吹きつけ 遠くの店のスピーカー 古いポップスが街に響く 道端にいた犬を気にして 行き先のわからない道 標識の影を踏みながら わかるふりして歩いていた 私はここに来た 誰のためでもなく 私が私を感じるために 昨日いた場所は もう遥か昔のよう 私はここに来た 誰のためでもなく 私が私を感じるために
