昼間の熱が残ってる 少し蒸し暑い夜風に吹かれて 星の見えないベランダで 炭酸片手に独り乾杯 誰かに会いたいような いや会いたくないような気分 見下ろした騒がしく眩しい街と 静かに消えていく泡を重ねて ぼんやりと眺めていた もう炭酸もこの街も好きじゃない あぁまだ消えないや 何処を見渡しても 君との足跡だらけで その足跡を辿る私がいる コンビニで買った ソーダ水飲もうか 一人だけ起きてる深夜 飲み干したら からっぽ缶から もう1本は手付かずのまま 君に会いたいような いや会いたくないような気分 見上げた目を細めて笑う君と 静かに溢れてく想い重ねて じんわりと目が熱くなった もう君もこの季節も好きじゃない あぁまだ消せないや 何度巡っても君との思い出だらけで その思い出に耽る私がいる もう炭酸もこの街も好きじゃない 炭酸はもう抜けてしまった様だ