闇を照らしたのは救いか それとも別の 形だけ似せたごっこ遊びじゃ 心満たせず 肯定が ただ嬉しく思えて 知らなかった その意味を 檻の中 通り過ぎていく 人の顔色伺い 望みのまま演じた 誰もが認める姿 なれた筈だろ なのに 向けられた視線は 誰一人 愛されていたのは 人の形によく似た 傷つくことも望むことも できないドール 心あることなど 受け入れてはくれないか 消費される自我の声を 誰かに残したくて 全てが優しさでできていた 求められることだけ見ていた 聴こえる筈のない不協和音 歪なノイズ 壁一つ隔て合わない目が 自分の理想描くこと 許されないまま 可愛い 従順で窮屈な 綿の中 あなたが望むなら どんな形にもなろう だけど覚えていて 私もあなたが見えて 見下せる人しか 愛せぬあなたの為に 踊り続ける いつかこの引き金を引く日まで 愛されていたのは 愛したのは 誰のこと 気付かれないままでもいい あなたが見てる限り