あんずの実の 夕焼けが青く藍く滲む アンドロメダ 東の空で霜を降らせ 赤土に揺れる秋桜 ぼんやりと道標 なんとなく過ぎた今日は 日暮れも早い 長い影 かすませながら あんずの実の 夕焼けがさらに空に燃える アンドロメダ 海鳴りを背にし歌をうたえ 洋服にひっついた種 それをぼくは運んでく ぼくの言葉はこぶのは 天鵞絨の風 甘露飴ほおばりながら ここがきっと世界の終り あんずの実の 夕焼けが青く藍く滲む アンドロメダ 東の空で霜を降らせ あんずの実の 夕焼けがさらに空に燃える アンドロメダ 海鳴りを背にし 歌をうたえ