名前を呼んで 泣きそうな電話越しに 名前を呼んで 一番そばにいるとき 名前を呼んで あなただけに呼んでほしい 伝わるよ、その声で それ以外は何もいらない ただずっと黙って雨の音を聞いて 独りになると不安が流れて消えた 髪から落ちる雫を払うときだけ 時間の流れを知る 寂しいなって気持ちが いなくなるように 思いの丈は全部は 閉まっておきたいのに だけど今日はあなたが手を握って 気づけば一緒に泣いていた。 あなたが名前を呼ぶ ゆっくり撫でるように それだけで あぁ、生きててよかったなって 思ったの 恥ずかしいけど本当にそう思ったの 名前を呼んで あなたが呼べば、特別になるの 嫌いだった、私 この嘘つきな名前も 誰にも分かりっこないと 扉をしめきった そのくせ言えないことだけ 顔に書いて 夜に光る星にでもなりたかったな ここに吹く風は立ってなきゃ 感じられない、 だからみんな1人なの だけどどうして隣にいれば 昨日の擦り傷すら愛おしいよ あなたが名前を呼ぶ 声につられて、どうしてどうして 頬が緩むの? これ以上はないよ、 だから呼び返すね 髪をわしゃわしゃと撫でるみたいな 不器用で、ただまっすぐな好きよ あなたが名前を呼ぶ ゆっくり撫でるように それだけで あぁ、生きててよかったなって 思ったの 恥ずかしいけど、 本当にそう思ったの 名前を呼んで あなたが呼べば、特別になるの