昨日感じてた匂いも熱さも やわらかい雨に溶けていって 足元に堕ちた幾つかの恋は 夏のワンピースを染めていった 変わらない幸せと君の声には もう飽きたんだ 僕は嘘で濡れていく夜を飾った 涙も鼓動も 明日になれば全部忘れるのに もしもこの一瞬が永遠なら 止まないスコールの中で二人 一緒に居れるのかな どれ程美しくて綺麗なものでも いつかはどうでもよくなって 終わらないように 消えてしまわぬように 夏が終わる前は願っていたのに 大切に包まれた儚い夢は もう覚めたんだ 僕は嘘で濡れていく夜をさらった 溢れる気持ちは 入道雲に流してしまえばいい いつか時計の針が動いて 十年経っても百年先も 一緒に居れるのかな 泣いてたって叫んだって 僕は何も感じず 止まないセミの声を聴いてるようで いつだっていつまでも 繰り返して間違え忘れた 本当の愛を僕に見せて そして夜は崩れていった 涙も鼓動も 明日になれば全部忘れるから もしもこの一瞬が永遠なら 止まないスコールの中で二人 一緒に居れるのかな