路面電車に乗って ふと見かけたあなたの背が 遠くへと 向かっていく感じがしている そんなことはありえないとわかってはいるのだけれど 最後の年だから そう 余計にね 夕暮れに消える姿 笑う横顔 思い出せるよ だから言えると 涙は似合わぬ 「さよなら」 門出の季節と知りながら この手を離さぬあなたがいる やさしさに溢れてる おもひではスイートピー 別れの刹那と聞きながら その背中押せないの よろこび ただひとつだけ 忘れないで 路面電車から降りて ふと見上げた夕陽が 天高く 昇っていくように見えてくる そんなことは起こらないと わかってはいるのだけれど 最後の夏だから そう 無性にね 放課後に帰る姿 惑う距離感 楽しかったよ だから言えるの 笑顔でひとこと 「ありがとう」 出会いの季節でありながら 心を閉ざしたあなたがいる 切なさに焦がれてる ときめきはスイートピー 恋慕の刹那と言いながら この扉開かないの いとしさ ただひとつだけ 思い出して 朱色は見つからなかった 記憶のどこを探しても でも今は見つかるでしょう 心は水のように Ah... 出会いの季節でありながら 心を閉ざしたあなたがいる やさしさが溢れ出る おもひではスイートピー 門出の季節と知りながら その背中押せないの よろこび ただひとつだけ 忘れないで