呼吸がまた、 止まりかけた。 起きてはまた、 血で染まった。 遠くへ来ては何も視えず、 毒を飲んで、 息を呑んで、 傷を詠んだ。 この場所で終わるわけには 行けませんか、 と、 叫ぶほどに弱くなれはしなか ったの。 それで、 いいの。 君の意味では、 「また会える」 とは、 いっそ、 言葉通りの意味で。 辛くはないが、 私としては、 常夜の闇の方で会いたい。 また日が暮れた。 軋む体は、 いずれにせよいつか止まる日々。 力なき手、 物言わぬ目、 この全てが誰かへ帰る糧。 表情はまだ、 作ることができるようで。 赤く染めた。 遠くへ来てはまた解らず、 毒を飲んで、 息を吐いた。 かの有名な作家によれば、 君も、 私も、 まだ生きてる。 もう少しだけ、 私としては、 ひどく、 闇の中で感じたい。 また日が暮れた。 軋む体は、 いずれにせよいつか止まる日々。 力なき手、 物言わぬ目、 この全てが誰かへ帰る糧になるわ。 飽きが来るまで、 いずれにせよ生きるだけの日々。 一人泣いて、 誰かが居て、 その姿で、 飛び立つその日まで。