甘い煙を纏いて笑うあなたが ここにいてくれたことなんてないの に それでもどこかであなたのことを どこにもいかないと思っていた 寂しさに目を覚ましてしまうのは 今だってそう変わらないのに いつだってあなたがいない朝は 金盞花と同じ匂いがした ねえ、なんで僕を一人にしたの ねえ、なんで置いてってしまったの ねえ、なんであなたがいない事が こんなにも悲しいと思うのかな 眩しい夕が照らす道を あなたが歩いてるのを見た 橙の光を受けた笑顔は まるで僕を知らない人だって 言ってるように思えたんだ ねえ、どうか僕を思い出してよ ねえ、どうか僕を忘れないでよ ねえ、 どうか夢見たりなんてしないから 美しいまま眠らせてよ ねえ、なんで僕を一人にしたの ねえ、なんで置いてってしまったの ねえ、なんで あなたは僕のことを 見てくれもしなかったのに ねえ、笑って、笑って、笑ってよ 僕が要らないなら ねえ、悲しむなんて不公平だ 僕だって泣いてみたかったよ ねえ、笑って、笑って、笑ってよ 僕は無駄じゃなかったって言ってよ それじゃあまるで あの日の金盞花は 僕のせいみたいじゃないか