ぼやけて広がる世界にも 潤んだ瞳は輝いて 粘りつくような⻘空に 今は隠しておこうかな 焦がれたあの日の想い出で 何とか繋いで来たけれど 落ち葉に凍てつく風吹けば 枯れた景色が駆け抜ける どんな悲しみにもいつしか 慣れてしまっていたのかな 愛なんて曖昧なもので どこまで歩いていけるのだろう ため息をひとつ 道標に変えて 古ぼけた心の隙間を 街をひしめく人混みの中で 誤魔化していたら きっとまたどこかで 逢えるよね あなたの歩幅に合わせてた 行き先わからないとしても 不確かになった足取りで 今日も誰かを追いかける 輝いて見えていたものも 暮れの街には物足りない 空から降りる⻩昏が 景色を滲ませていくけれど あなたの面影は あんまり消えないや 伝えたい想いは確かに ここにあるけど何も言わずに ただそばにいてほしい 僅かな灯火のその中に どこかの坂道を よろめきながら進む 夜は心をしずめられる場所 愛されたいと願った そんな私がいけなかった 愛なんて曖昧なもので どこまで歩いていけるのだろう ため息をひとつ道標に変えて 古ぼけた心の隙間を 街をひしめく人混みの中で 誤魔化してみたけど ああもう少しで 朝が来る