もうすぐ始まる花火を前に 大好きなりんご飴を見つけて 「ねぇ、ちょっと待って」 って走り出すから笑えちゃう 「あいつまだ来ないね」 と淋しそうに微笑んだ 僕ならいつも君の近くに居れるのに 今君の手を握りしめ好きだと 言えたなら 何かが変わるかな このままずっと少しでも 近くに居たいから 握れないその手を 「私はこれが好き」と言うから 君と同じりんご飴食べた 甘い匂いにハマってくから 笑えちゃう 君が好きなものなら何でも 好きになってく 少しでも君のこと知れそうな 気がして その甘い顔 はしゃぐ声 惹かれていくのに もうこの距離を解けない こうなることを 最初からわかっていたなら こんなに好きにならずにいれたかな もうすぐ始まる最後の花火 ゆれる人波掻き分けながら 「やっと来たね」と走り出すから… 今君の手を握りしめ好きだと 言えたなら 望みはあるのかな 誰を好きでも 嘘つきでも 近くに居たいから 握れないその手を