コンビニで買った缶ビール 終電で飛び乗った中央線 全部好きだったんだな 全部好きだったんだなあ、嗚呼 君の好きだった曲聴いて 君の好きと言ってた本読んで 君と話したかったな 全部君に聴いて欲しかったなあ 手首の傷に何も言わず 優しくずっと抱き締めてね 瘡蓋がちょっと痒くなる 度に貴方を思い出せるから 私の手首溢れる 赤はとてもあったかくて綺麗だと 思うの、そう思うの でもね すぐに冷たくなって、 すぐに寂しくなってってしまうの ちょっと恥ずかしくなって隠す 切傷とシュシュ 好きよ 貴方 もうアルコールなんていらないし 岡崎京子なんて読まないよ 私、君じゃないんだから 私、君じゃないんだから、嗚呼 映画でも観ようなんて言って 本当は観るつもりもないんでしょ なのに行ってしまったな なのに行ってしまう馬鹿だったな 貴方の中の私なんて いつかは消えてしまうけれど 私の中の貴方はね 死ぬまで消えてくれやしないから 私の手首溢れる 赤はとてもあったかくて綺麗だと 思うの、そう思うの でもね すぐに冷たくなって、 すぐに寂しくなってってしまうの ちょっと恥ずかしくなって隠す 切傷とシュシュ 好きよ 貴方