どうしても 抜け出せない 巡り揺らめいたラビリンス もっとここで彷徨ったら どこかに行けるかな? ほらいつの間にかいつの間にか 変わり続けた光景だ 白い息が大気の中 解けてくるっと回ってった 君のことを 君のことを ぼんやり思い出していた 足の先が揺れる肩が 私を急がせていた 振り返ると 向こうの道が 黒く染まっていた ああ 今日もまた 抜け出せない 夜に煌めいたラビリンス きっと誰も知らないとこ 辿り着けるのかな? ああ あれは何だ あれは何だ 私を拐ったUFOか めぐる言葉の切れ端が 鼓膜を貫いていった! 夜が更けて朝になって 一口のコーヒーを飲んだ でもなんだか まだなんだか 頭が冴えないようだ どうしても 抜け出せない 今もひとりきりラビリンス もっとここで彷徨ったら 君に会えるのかな 遠い遠い月の裏側 暗い暗い夜の道端 消えた消えたあの街灯が 今も今も日々の隙間を 未だに私彷徨ってるの 泣いて泣いて涙は枯れて 声を声をどうか繋いで 今も今も日々の隙間に 君の面影覗いているの ああ どうしても 抜け出せない 巡り揺らめいたラビリンス もっとここで彷徨ったら どこかに行けるかな ちょっとだけ進めそうな 今もひとりきりラビリンス もっとここで彷徨ったら 君に会えるのかな 君に会えるのかな