はじめて会った日の午後は 君とおいかけっこ 疲れ果てた僕のこと見て 得意げな顔した たまに静かと思えばいたずら3秒前 手を焼いて目を見張って愛おしい 夢に見た世界 僕が歩いた「世界」は ペンキが散らばって 崩れた壁 進まぬ時計 壊れたスピーカー バター香るパンを二つ 口にくわえながら 駆けだした一人 日の当たる大きな庭園で 白くて小さな両手を汚して 差し出した何よりも光る "アメジスト" 君の明日を祈っている 遠く知らない土地で 忘れずにいたい名を大事にしまって 君の明日を祈っている 未来のために 忘れずにいたい日々も 大事にしまって また歩いた「世界」は ペンキが散らばって 崩れる壁 止まった時計 踏み潰される"adoration" 過ぎ去る昨日の些細な出来事 もう一度あの時から それでも 君の明日を祈っている 遠く知らない土地で 忘れずにいたい名を大事にしまって 君の明日を祈っている 未来のために 忘れずにいたい日々も 大事にしまって 君を呪う黒い鎖 壊して逃げ出して 守ってくれると願う 青く胸に輝くアメジスト 君の無事を祈っている また出会えたとしても あの日とは違う名を 笑って聞かせて 君の明日を祈っている 未来のために 絶えることのない名を 幸せに生きて 僕の世界 ナーシャ