遠いあの頃を 思い出させるアルバム この一枚は最後のスナップよ 下手な言い訳を くり返した あの男性 今なら私 聞き流せるかもね 午後のコーヒーハウスで逢った 縞のシャツ着たあなた 何故か自然に ほほえんでた 私が淋しい 風の向きが 変わったのに 歩き出せないの ひとり夕暮れの 歩道橋から見上げる 曇った空は 都会の憂うつね きっとあなたには かわらないわ この色 新しい女 選んだ瞳では まるで昨日も 逢ったように 二人 ジョークを飛ばし ただの いいお友達として 窓辺に 映った もう名前も 呼び捨てには できない二人ね