堕天使のテーマ

歌詞

それは悲しい出来事だった。 私の双子の兄弟が神に嫉妬して、 自ら神になろうとした。 我が名はミカエル。 七大天使の最大の者。 私の双子の弟は、 暁の天使ルシフェル。 美しい青年であった彼が、 神の地位と栄光に目が眩んで、 神の本当の念いを誤解して、 自ら神にならんと REVOLUTIONを企てた。 私は双子の魂として、 とても、とても、 とても悲しいことだったが、 血のつながりよりも 神の子であることが、 いかほど大切なことかを 教えようと、 この剣を振りかざして弟と戦った。 信仰は家族の絆をも 乗り越えてゆかねばならぬ。 一番大切な愛の姿、 それが信仰なのだと、 後世の人々にも 教えなくてはならない。 七大天使の一人が私の剣に敗れて、 大宇宙の天上界から撃ち落されて、 雷のように大地に落ち、 地獄に堕ちていった。 迷える人々の魂は彼を慕い、 彼を地獄の盟主に祭り上げた。 ああ、あれから一億二千万年。 この歳月、天上界と地獄界とが、 地上を縁として、 戦いに明け暮れた。 されど弟よ、 暁の天使だったルシフェルよ。 おまえが兄のミカエルに 兜を割られたのだ。 そのおまえが地獄で 悪霊を集めても、 決して神には勝てないことを知れ。 世の中には許してよいことと 許してはならないことがある。 堕天使は今では サタンと呼ばれている。 弟よ、兄の愛の言葉を聞くがよい。 私に勝てない限り、 神はあなたには 指一本触れようともしないのだ。 愛はあらゆる恐怖よりも 強いものだ。 愛に勝てるものなんて、 この世にもあの世にも、 ありはしない。 地獄の最期の日は近づいている。 おまえが暁の天使として、 生まれ変わるその日、その時まで、 私の戦いは終わらない 神の心は永遠に人々の上にある。