防波堤に腰かけ花火をしたね 暗闇に君が浮かぶよ 海はいいね二人が子猫のように じゃれていたあの日のままさ 海辺の錆びた線路歩けば 星空 昔のように君を抱き上げ 肩車しようか 時が髪を短く切っても 俺たちの地図のない旅まだ終わらないさ 風のように自由だった日々 もう一度君の背中を抱きしめていいね 急な坂をのぼった二人の部屋も 今はもうビルに変わった 走馬灯のようだね君の涙に 過ぎ去った時代が映る 小さな海の駅のホームで 別れた あれからどんな風に生きたの? 不幸だと聞いたよ 時が君を大人に変えても 俺たちの胸の奥には熱いものがある 白い花火燃えつきる前に もう一度君の背中を抱きしめていいね 時が髪を短く切っても 俺たちの地図のない旅まだ続いてるさ 黙りこんだ顔上げてごらん もう一度君の背中を抱きしめていいね