毎年毎年巡ってくるのに 違う思いで見つめる桜 こんなに美しく見えるのは 隣にあなたがいるから 桜色の絨毯の上をゆっくり歩いて 春の訪れをふたりで噛み締める どこまでも続くこの桜並木は 私達の未来を導いてくれる気がして 溢れんばかりの桜の笑顔の下で 手と手をつないで歩き続けた 寒い寒い冬の後に 必ず訪れてくれる桜 こんなに眩しく見えるのは あなたに恋したから カメラのレンズから覗かれると 心まで見られているようで 頬もピンクに染まる 私が輝けるのは桜の幹のように 支えてくれるあなたがいるから この一瞬は二度と戻っては こないから 心のシャッター押し続けた 遠く遠く春風にのって 幸せを運んでくれる桜 こんなに儚く思えるのは あなたを知ったから 蕾から満開そして散りゆく桜は まるで人生を物語っているよう ひとつまたひとつ散りゆく花びらは 永遠なんてないことを意味して ヒラヒラと舞い散る花びらの中 美しく行きたいと心に誓った 桜のように あなたのために