忘八綴り禿行き 花魁道中御歴々 廓言葉に使われて 廻し部屋の煙月 銭の代わりの純潔を 心付けにしては 遠く見える満月を 睨みつけています 見知らぬ振りの掛軸と 水面の上の干渉 艶を撫ぜる子守唄 憚る 劈く 孤独、夢、便り 笑え笑え 終わるくらい 貴方忘れられたら 狂え狂え この思い 硯に溶けて行け 謀け謀け 崩れる声 触れたその顔を 思い思い 耽るから 穢簪 省みる便りの無い足枷 心から貴方を想っています 笑え笑え 終わるくらい 貴方忘れられたら 狂え狂え この思い 硯に溶けて行け 謀け謀け 崩れる声 触れたその顔を 思い思い 耽るから 穢簪