汗は甘い口づけ 夜半の調べも今は遥か 絹の壁をめくれば 空に焼きついた 琥珀の眼差し 荒れた肌を射たれて 悦に入るさ! 麗らかな群れは 睦月の川に流されて やる気のない雲から落ちる陰を 喰らっては微睡む野良よ 汗を洗い流せば 纏った蒸熱も今は彼方 窓に花売りの君 打てども虚しい 黄金の飛礫 敷妙に呑まれて 滅に入るさ! 麗らかな群れは 弥生の水に流すだけ 路傍を穿つ番は修羅場って爽快 いとけなきジュゲムの子らよ 麗らかな群れは 睦月の川に流されて やる気のない雲から落ちる陰を 喰らっては微睡む野良よ 麗らかな群れと 弥生の水にさらわれて やる気のない雲さえ踊るリズム 街人もほら歌いだすよ