その子は朝から 遊びに来ている 学校行かずに 遊びに来ている その子は毎日 遊びに来ていた 学校サボって 遊びに来ていた ここはおもちゃ屋 僕は店員 時は平成 いつの時代でも 子どもはゲーマー スーパーファミコンに アーケードゲーム ドラクエ、FF ストリート・ファイター マリオカートにロックマン その子は今日も 遊びに来ている ゲームをしたり ガチャガチャをしたり 学校帰りの連中がやってくる 夕方頃には 気づくと居なくなっている なっている 時々その子と 会話を交わした もちろんドラクエやストⅡや ロックマンの話 秘密のアイテムや裏技の出し 方などなど 学校は?なんてもちろん聞かない キミの名前教えてよ? ともだちになりたいんだよ そんなこと言えなかったよ とうとう言えなかったよ 時々学校の先生が 見回りにやってくる いつもと同じ 杓子定規のやりとりで 「うちの 生徒がご迷惑お掛けしてないでしょ うか?」 僕は答える「大丈夫ですよ」 子どもの味方ぶる訳じゃないけど 何故だか教師はイケスカない イケスカない どうしても学校に行きたくない子も 中にはいるんだと言いたいけど そこは我慢 キミの名前教えてよ? ともだちになりたいんだよ そんなこと言えなかったよ とうとう言えなかったよ キミの名前教えてよ? ともだちになりたいんだよ ちゃんと聞けばよかったよ ちゃんと聞けばよかったよ あれから時過ぎて 令和のこの街は もうおもちゃ屋なんて 無くなってしまった 学校嫌いだったあの子は あの子は 今頃どうしているんだろうか?
