見上げた夜空 獅子座 乙女座 君と肩並べて眺めてた その横顔に照らされてあっけなく 俺の心は暴かれてしまった どこまで好きになっていいものか なんて考え出した頃には もう遅かった ときめきはすぐにため息に変わり この想いは調律なんて出来ない 「もう帰らなきゃ」 って呟く夜9時 黙り込んだ二人歩き出し 見慣れた街並みに近づくと同時に 繋いだ手のひら そっと離す君 溢れる想いの分だけ迷う 別れ際の数秒 何を伝えよう? でも薬指に光る指輪をみれば 何を伝えちゃいけないか だけはわかってた 海 月 星 光 草木 大地 沈む夕陽 美しき全ては神様が作り 唯一 愛だけは人が生み出した それなのにこんなにも 手に負えないのだ 胸が切なくて痛むのだ 泣ける程 叶わない恋よりも 叶えちゃいけない恋は辛い 連絡したい夜 あえてしないのは 「え、まじか 向こうからきた!」 なんて奇跡を期待するからで 一種の賭け 殆どが負けです 君が教えてくれた 音楽を聞けば メロディ 歌詞 リズム そのものよりも 君がこの歌とどこで出会い どんな気持ちを 寄り添わせていたのか ばかり考えます 愚かな願いと知りつつも 願ってしまうのだ どうか三日月よ あの指輪 引ったくり空へと奪い去れ 分厚い雲よ それを隠してくれ せめて一晩 せめて一時間 なんて祈るほど募る虚しさ 本当は帰らないで 欲しかったんじゃなくて 君の帰る場所になりたかった 海 月 星 光 草木 大地 沈む夕陽 美しき全ては神様が作り 唯一 愛だけは人が生み出した それなのにこんなにも 手に負えないのだ 胸が切なくて痛むのだ 泣ける程 叶わない恋よりも 叶えちゃいけない恋は辛い 「友達に戻ろう」 なんて言わないでくれよ 二度と会わない約束をして別れよう 写真もラインも残さない だから さみしさくらい下さい せめて「さよなら」じゃなくて 「ありがとう」で終わろう 「会えてよかったね」 って強がって笑おう 覚悟の言葉の前の深呼吸 肺いっぱいに愛しさが行き渡る 思い出す 君の立てた寝息をShazamした夜 検索できずに勝手につけるタイトル 美しいリズム 気がつけば日が出ずる 儚くもあの日々に 『幸せ』と名前を付ける いつの日か人が星になれるなら 君がどこの空に輝くか教えて欲しい 俺その隣へ必ず駆けつける 今度こそ 二人で一つの星座になろう 海 月 星 光 草木 大地 沈む夕陽 美しき全ては神様が作り 唯一 愛だけは人が生み出した それなのにこんなにも 手に負えないのだ 胸が切なくて痛むのだ 泣ける程 叶わない恋よりも 叶えちゃいけない恋は辛い 春の夜風が二人をすり抜けて 舞い落ちる花びらが あなたの肩を選ぶ だめなんだよ ってそれを指でつまむ そっとポケットへと忍ばせる やっぱり溢れる想いの分だけ迷う 最後の数秒 何を伝えよう? でも薬指に光る指輪をみれば 何を伝えなきゃいけないか だけはわかってた