手を繋いで歩いた帰り道 夏の匂い 蝉の声 もう朝だねって笑い合えた 友達以上の関係 今が一番楽しいと分かっていながら いつだって続きを求めてる いつまでも我儘だ私は 始まりが怖い 終わりが来てしまうから そう謳っていたのに 恋は盲目とはこのことね キスもそれ以上も 好きだなんて 気付きたくなかったはずなのに 相反す私の気持ちと心 夏が私をそうさせた 夏が私をそうさせた 理由も無く会って笑い合った あの日々を思い出す 凍えるような寒い日に 貴方の手は誰かを温めてる ひとりポッケに入れた手は 変わらない もう居ない貴方の記憶が鮮明だから 私だけまだここにいる 縋って泣いて汗ばんで 夏に取り残されてしまった 始まりが怖い 終わりが来てしまうから そう謳っていたのに 恋は盲目とはこのことね 冬になって馬鹿を見る 貴方の居ない冬を 私は越えられるかな 寒さも孤独さも花火のように 高く舞ってくれないか 夏に取り残されてしまった