まだ 到達点さえ みつからないまま あゝ 空は無情に蒼く 前に進むしかないさ 旅の最後は 孤独と折り合いながら 粛々と続いていくもの 瞼閉じた途端に はっきり あの笑顔が浮かぶよ だから ぼくは いつも きっと 大丈夫さ にわか雨の先に虹を見る そして きみを いつか ぎゅっと この腕に抱く そんな夢を描いて眠ろう ほら 星が隠れた もう 歩けない あゝ 夜は無限の深さ 立ち止まるしか手はない 地図も磁石も何にもない 予定なんて ちょくちょく狂うのが普通だろ 息をつけば気づく しっかり 秋桜は咲いている だから ぼくは いつも きっと 大丈夫さ めぐる季節を風の匂いで知る そして きみのもとへ そっと 届けたい それが幸せという荷物だったなら じっくりと ゆっくりと 一度しかない日々さ いま 直ぐに きみのもとへ そっと 届けたい 青い羽の鳥はどこなのか きみと ぼくが 願う たった ひとつだけ たとえ 忘れてしまう瞬間にも きみも ぼくも たぶん きっと 大丈夫さ 「不可能」って文字列の中「可能」 がある 胸が躍るような冒険だ