ぼくができることは全部きみにつくした かなわぬ夢も全部きみだけに話した きみのマフラーが混み合う電車に消えてく 背中で手を振って ぼくは地上に上がる 地下鉄の風に足をすくわれ歩いた 何も変わらぬ街には 雪が降りはじめる 同じことくりかえしても うまくいかない 違う夢にやぶれたら きっとわかる ぼくらで出した答えにまだうなずけない 靴音が残るぬれた舗道を歩いた 他愛もない出来事に笑いあいたい どんなふうに暮らしてても きっと逢える きみはきみで ぼくはぼくの朝をえらんだ ぼくができることは全部きみにつくした