ベランダから眺む夜 あの光るビル群に 幼心は憧れていたな 夢は夢のままで 遠くから見てる方が 綺麗なんて 知りたくなかった 故郷のようには 星は見えない 代わりに街明かりが チラチラ瞬くんだ 地上の星たちも ときに誰かの救いになるんだ そう思えたら 眠れる気がした いたずらに過ぎる季節 「私何してんだ」って 擦れていつか腐らないように 夢は夢のままで 遠くから見てる方が 綺麗だとしても 近くに行きたいよ 思うようには 何も見えない それでも素知らぬ顔で 明日がまた来るんだ 地上の星たちも ときに誰かの救いになるんだ そう思えたら 眠れる気がした そうであれ そうであれ 何者でもない私だって 東京の光の一部だって 「ここにいる」と叫び続ければ きっと、 きっと気づいてくれるだろう 故郷のようには 星は見えないけど、 地上の星も ときに誰かの救いになるんだ そうなりたい