凍てつくまにまに動かない花よ 愛おしい色 二枚重ね作った手紙 奇術師が踊る サーカスの灯り 不吉なおとずれ 闇に白く映えるブラウス 永遠に咲く花に心一つだけ落とす 少女の姿で歌え 焦がれ偲ぶあなたへ カメリアの葬列 はらはら散りゆく花びら 命が終わるとき 燃えゆく亡骸抱いて眠るの 狂気の法廷は私を裁き閉じたわ 懊悩を隠して振る舞う甘く痛い扇情 モダンを談る意味を 誰もわかってはいない 少女の姿を模して 熱く溶けていく身体 まどろみの快楽 くらくらするような香りに 命を賭しても消えゆく欠けらも 残らないわ どうして痛いの胸を刺す棘も 外れぬ鎖も忌まわしい あなたの所為で果実は熟れた 笑ってください 私のために 額を合わせて通じ合うの 死ぬまで変わらぬこの想いを 抱きしめて カメリアの葬列 はらはら散りゆく花弁 命が終わるとき 消えゆく香りを頼りにして どうして痛いの 胸を刺す棘も 届かぬ言葉も愛おしい 最期にあなたの顔を見て逝くの 笑ってください 私のことを