描きかけのまま続きのない 輪郭も失った日々に 色を落としても満たされずに 強すぎる青に埋もれていく 数えきれないほどの意味を 確かめてまた忘れていく 喧騒の中を掻き分けて すり抜けてまた朝に還る もうあなたの姿さえ見えなくなった 眩しすぎる陽に手を重ねている ずっと僕を見つめていた 消えてしまわぬように 焦って 手を伸ばして 掴んだのは空虚な愛で もっと生きたいと思えたこと 臆病な目は閉じたままで 曖昧さにもたれ掛かる 瞼の裏に写るものを 撮り溜めてまた笑えたらいい もうあなたの姿さえ見えなくなった 眩しすぎた陽はもう違う色 ずっと僕を見つめていた 消えてしまわぬように 焦って 手を伸ばして 掴んだのは空虚な愛で もっと生きたいと思えたこと