貨物船は遠ざかり、 なにもない日に戻る 白煙は曇り空と混ざり合って 溶けていた 突き当たり、曲がり角、細い道、 猫の影 迷いそうで迷わないし 新しいこともない 叶いそうな夢をみて いつからか不安だ 傷跡にはかならず 記憶がついてまわる いつまでも新しい赤黒い痣のよう 叶いそうな夢をみて、 無理そうだねって思う いつからか不安だ 不安だ 傷跡にはかならず 記憶がついてまわる いつまでも新しい赤黒い痣のよう 海鳥は水を蹴り上昇線を 描いていった 曇り空とわかっても飛び 立っていくんだね また風がふいたらどうしよう また雨がふったらどうしよう また傷がついたらどうしよう まだ不安だったらどうしよう
