君が聞いていたあの歌で 鼓舞した 今日もあっけなく 後回しの仕事を抱え込んで帰る きっと限界を知るのが怖くて 全力 なんてもん目を逸らし逃げる癖もつ いた 昔はもう少し真面目だったかな 衰 退の文字がちらつき蹲る 心臓は脈々と打つ こんな夜も超え てゆけと 拭い去れない記憶と情けなさ 抱え て眠れないや 君がいつも僕に言った言葉達を 思 い出して言い聞かせる 「今が過去最高の自分」 なんだと 今更だけど今でも思う 君に謝りた いなって でも それは許されたいだけの身勝 手で ありがとう 愛のある言葉を沢山も らっていたんだね 純粋に受け取れなくてごめんね 今なら出来たと漏らす後悔に 捉ま っていたらこの先 辛いだろう 思い出は脈々と痛み 長い夜に縛り つける 拭い去れない記憶と情けなさ 抱え て でも眠らないと 過去が時に輝いて見えたら今日も 震えながら言い聞かせる 「人生は重ねるほどに綺麗」 だと 妬み嫉み 自己嫌悪 期待落胆 繰 り返し 芽生えた数だけ 人生は豊かだと君 は言った 優しい声で いや悲しそうだった? もう今となっては分からない ただ思い出すたび 苦しくて目が覚 めんだ 心臓は脈々と打つ こんな夜も超え てゆけと いっそ止まってくれよ やり過ごす 夜はもう もう嫌なんだ 未来は今 この瞬間にかかっている 生々しく刻んでゆけ 今を過去最高にしたい 心臓よ脈々と打て 鮮やかな朝に向 かって 拭い去れない記憶と情けなさ抱えて でも生きてくんだ 今の僕がどんなに惨めでもきっと 積み重ねた痛みを知る 今が過去最高の自分 だから