シーシュポスの神話

歌詞

アラームに起こされる／顔を洗って シャワーを浴びる／朝はまだ暗い／ 刺すような空気の／冬の夜明け 急ぎ足で駅に向かう／人はどんどん 増えていく／いつもの時間に電車は 着く／いつものように電車に乗り 込む 身動きのとれない狭い車内で／ 吊革につかまり息を殺す／ 駅に着くのをじっと待つ／ 太陽の光が時折差し込む 山の上まで 運んでは落とす 石の話が 頭をよぎる 更に人は 増えていく／よろけないように足を 踏ん張る／隣の OLに触れないように／鞄を持つ 手をくの字に曲げる 向かいの学生と 目が合わないように／斜め上 30㎝を凝視する／ 後ろの誰かがいきなり咳き込む／ 気付かないフリをする 駅に着く毎に出入りが 激しくなる／その度に吊革を 握りしめる／人の波で 倒されそうになる／何とか踏み 留まる 山の上まで 運んでは落とす 石の話を 知っているかい? こんなところに 魂は 愛はあるんだろうか? アラームに起こされる／シャワーを 浴びて着替える／朝はまだ暗い／ 刺すような空気の冬の夜明け 急ぎ足で駅に向かう／人はどんどん 増えていく／いつもの時間に電車は 着く／いつものように電車に乗り 込む…