曖昧な表情が隠してしまったとは あくまで目に写るものを 全てとした時の話 透明に見えたグラスは曖昧な輪郭を 保っている 「性根が冷めている分だけ手が 暖かいんだよ」 って微笑むあなたの真実を僕は 知らない 隠し事したって良いよ 余計なことは聞かないよ そいつがあなたを幸せにするなら 触れる体温が許しあうみたいで それだけで嬉しかったなあ 割れた心に その手が触れた 隙間風が音を立てて鳴る どうせ嘘ばかりの毎日だ つまらない比喩で全部濁ってしまえ くだらない毎日の成果をこの手で 守っているんだ 暮れる太陽が沈んでいくみたいに あなたの手が離れて行ったんだ 笑えるように許せるように 出来るだけおどけてみせた 触れる体温が許しあうみたいで それだけで嬉しかったなあ 揺れる心の震えるあなたの澄んだ 目が映す世界が あなたをあなたの周りを 裏切りませんように