眠れ時よ心よ 痛みのない孤独の底に 音も届かない 朧げに笑えない 遠く わからない 光追う常闇で 生まれ変わり灰になる 運命が繰り返す 何度でもこの空と海の間で もう何も感じない 塵となり消えていく フワリとこの世を漂う 慣れていく侘しささえ 忘れてしまった 沈めてしまった 伸ばす腕が無意味な程 深い海へと 何を想い南風を 背に受け佇む 置き去りになった 声も身体も攫ってよ 揺らいでた 灯火そっと消えないように 私はここに居るわ 潰えていく愛しささえ 赦してしまった 失くしてしまった 触れた指が無力な程 高い空へと 何を願いこの涙を 流して佇む 朽ち果てたかった 声も身体も 心も記憶も 空よ海よ奪ってよ