三月 すごくすごく悲しことがあり 涙が溢れてしまうんだよ 五丁目の大好きな雑貨屋も消えた 二年目も立ち上がれない 叫んだら 祈ったら 何かが変わればいいのに そうやって僕らが留まってきた 止むことのない雨の星で ずっと委ねてきたすべての答えを いつか取り戻しにいこう 晴れのち悲しみに 慣れすぎた夜目では 未来を見るには眩しすぎて 永遠も嘘で 平穏も嘘で 三年は長すぎたみたい 叫んでは 祈っては 後ろを向いたり うつむいて泣いたり ダメかな? ダメじゃない 君となら歩ける気がした こうやって何度も立ち止まってきた でも僕ら、不変ではいられない 言葉と音 必要な時が 来るって信じたいんだ そうやって僕らが留まってきた 終わりが見えた雨の星で ずっと見捨ててきたすべての未来を いつか取り戻しに行こう 三月 少しだけ嬉しいことがあり 四年目は笑顔でいられた 五年目に零れた誰かのおやすみが 安らかに眠れますように