愛 溢れる箱庭 疑いは無く 楽園 痛みも憂いも無いのに 何時からかこれを退屈として 飽く日々を永遠に繰り返していた 「何時まで神の偽りを 信じている?」 狡猾な蛇に 唆され 土で作られた始まりの男は その実を喰らう 忽ち 視えた 視えた 視えた 視えた 視えた 償い切れない命の多くを 隠した 隠した 隠した 隠した 逃れる事の無い死の運命 愛 溢れる箱庭 何処にも無くて 痛みも憂いも羞恥も怒りも 這いずり回る蛇を踏み砕き 終わりに向かう日々 焦りを抱く 息が 息が 息が 息が 息が 詰まる苦しみ 追放のアドナイ 痛みが 痛みが 痛みが 痛みが 善悪の知 しかと焼き付くエデン 聞こえた 聞こえた 聞こえた 聞こえた 厭世 生まれ落ちた赤子の声 始めた 始めた お前が 始めた 六千年余り続く罪を