トーマス・マーズ ─ ボーカル
デック・ダーシー ─ ベース
ローラン・ブランコウィッツ ─ ギター
クリスチャン・マザライ ─ ギター
パリ近郊ヴェルサイユで幼馴染として育った4人で結成されたロック・バンド。もともと、同じくヴェルサイユで学生時代を過ごしたフレンチ・デュオ、エールのバック・バンドを務めるため結成したバンドだったのだが、96年にローラン・ブランコウィッツが加入し現在の4人メンバーが揃ったところで、フェニックスと名乗り正式に活動を開始する。
1999年にシングルを数枚リリースして注目を集めると、翌年2000年デビュー・アルバム『UNITED』を発表。ロックやソウルをエレクトロニクスと絶妙に融合させたその洗練されたポップ・サウンドが話題となり、スマッシュ・ヒットを記録、エールやダフト・パンクと並び新世代パリ・シーンを代表するバンドとして、その名を世界的なものとする。その後04年にはセカンド・アルバム『ALPHABETICAL』を、06年にサード『IT'S NEVER BEEN LIKE THAT』を発表、06年にはSUMMER SONIC 06への出演、そして07年には初の単独来日公演を大成功に収め、ここ日本でも熱烈なファンを獲得していく。
2009年、4作目となる『WOLFGANG AMADEUS PHOENIX』を発表、バンドが共同プロデューサーを迎えて制作した初の作品であると同時に、自らのレーベル“Loyaute”からの初リリースとなった今作で世界的にさらに大きな人気を博すこととなり、第52回グラミー賞では「最優秀オルタナティヴ・ロック・アルバム」を受賞、1991年に同賞が設立された以来、初のフレンチ・アーティストによる受賞となり、大きな話題を呼んだ。翌年にはSUMMER SONIC 09に出演(メンバーの体調不良により、大阪公演は残念ながらキャンセルに)、そして2010年には2度目のヘッドライン・ツアーを行う。
2013年春、待望の最新作『BANKRUPT!』を発表、全米チャート4位、ここ日本でも総合チャート18位と最高のチャート・アクションを記録、その洗練されたポップ・センスで世界中のファンを魅了した。2014年1月には約4年振りとなる来日公演を実施、大成功に収めた彼らだが、2014年8月SUMMER SONIC FESTIVAL 14出演のため再び来日することが決定している。
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