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HYPNOSISMIC/R.E.S.P.E.C.T vol.1 IKEBUKURO×YOKOHAMA

Playlist byDJ泡沫

1,170
7
  • 2022.10.28
  • 4:01:47
  • 58曲
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説明文

ヒプノシスマイクに興味を持ったのは「音楽原作」という点で、音楽レーベルが主催でガチのヒップホップ界のラッパーやトラックメーカーが参加しているというのが最大のポイントだった。「キャラクターが人の書いた曲をラップする」というやり方は一見ヒップホップの肝のひとつである「リアル」さという点で齟齬が出てくると思いきや、製作側がキャラクターの一部を己の内部に取り込んで曲を作ること、キャラクターを演じる声優がそのキャラを憑依させてラップすることでそのキャラクター像そのものが作られていき、結果的に「その曲がそのキャラクターのリアルになっていく」という点が、2次元と3次元の新しい融合の仕方のように感じられて腑に落ちた。ヒップホップも演者のバックグラウンドを知るとよりそのラップに理解と興味を持てるようになるように、そのキャラクターを知るほど楽曲もより面白くなっていくという楽しみ方ができるという点は、ヒップホップカルチャーにも重なる部分ではないだろうか。 自分は普段はKPOPについて主に執筆しているが、この流れには韓国におけるKPOP=アイドルミュージックとヒップホップ/ラップミュージックの関係性にも通じるところがあるように感じる部分もあり、韓国ではアイドルミュージックが「ヒップホップ」という音楽ジャンルやラップの大衆化に大きな役割を果たして来たように、日本では2次元コンテンツがヒップホップカルチャーやラップミュージックのより広範囲な大衆化・普及の入口や普及の入口の一部を担うことが出来る可能性も十分にあるのではないかと思うのだ。KPOP界ではアイドル自身が曲を作ったり歌詞を作ることでヒップホップカルチャーに不可欠な「リアリティ/当事者性」を上げようとしてきた部分もあるが(とはいえ、韓国内での日本の比ではない位アイドルの立場的には言えないことが多すぎて「リアリティ」という点での限界はあるが) ヒプノシスマイクでは声優本人が自分のリアルと重ねるように、キャラクターとしてのリリックを自ら書いている曲もある。 ヒプノシスマイクの楽曲の特色として最も興味深いのが、制作側や参加しているアーティスト達が何故こういう楽曲なのか、どうして自分たちが依頼されたのか?という理由やレペゼンをきちんと踏まえた上で、キャラクターの生い立ちや文脈に沿った、音楽的なルーツや系譜すら読み取れるような楽曲作りをしているように感じられる部分だ。 このリストでは、ふたつのディヴィジョンごとに各楽曲の文脈やルーツを感じさせる曲や、制作参加したアーティストの楽曲をリストにしてみた。
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