バンド"長靴をはいた猫"でVo.&Gt.と作曲、全楽曲の作詞を務める鶴が、2020年9月よりソロプロジェクト『つるじぇくと』を始動。
今回は、絵本『100万回生きた猫』をモチーフに、別れを引きずりながら進む「生」への矛盾と虚しさを歌った楽曲「cat」の配信開始を記念して、AWAで "自身の転機になった楽曲" をセレクトしたプレイリストを公開。彼女のバックボーンに迫る楽曲が多数選曲されています。
ぜひ、どこか懐かしいメロディに、小説を読んでいるかのような歌詞を載せ、透明感のある歌声で歌い上げる鶴の新作とプレイリストと合わせてお楽しみください。
本人から新曲「cat」のライナーノーツも到着。
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この曲は大学4年の卒論の時期に書きました。その時でてた絵画みたいに動画が撮れるアプリとかでMV作りたいなーと思ってなんか曲作るか〜と思って作った曲です…
そんなこう実体験をもとにとかじゃないんだけど、周りからの評価もありうれしいです。
長靴をはいた猫っていうバンド名なのに猫にフォーカスして曲作ったことないなーと思い、『100万回生きた猫』をモチーフにかきました。
結局人生はさよならの連続で、もう出会えない人なんてたくさんいるじゃないですか。
もし亡くなってしまったとしたら、その人を感じられる手段って「会いたくて寂しい、苦しい」って感じることしか無くなる。だから人はわざと寂しくなる時ってあるよな〜…という、苦しさの中に愛する人を見出す、少し狂気の混じった曲です。
亡くなってないにしても人ってすぐ変わります。あの時一緒にいた君が好きなのであって同じ人はもう会えないって考えるとcatの中にある気持ちは誰にでも感じ得るものなのかもしれないですね。
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