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【ライブショートレポは説明文をスクロール🔽】 日々ライブハウスを駆け巡る、AWA MOSH PITクルーが毎月素晴らしかったアクトをライブレポと一緒にお届け🔥 2021年11月もAWA MOSH PITクルーは配信を含め、多くのライブをチェック。その中から36アクトをピックアップ! 一日も早く制限なく皆でライブを楽しめる日々が戻ってくることを願い、ライブハウスやアーティストへのエールも込めて、今月もこのプレイリストをお届けします。 ライブレポから当日の熱気やバンドの魅力を感じてもらえたら嬉しいです☺︎ 📝AWA MOSH PITクルー ライブレポ 11/2(火) NOISEMAKER@国際フォーラム :NOISEMANIA PREMIUM HALL TOURというツアー名の通り、普段のライブハウスではなくホールでのライブ。ステージにはメンバー4人が横一列にならび、フロアから全員がしっかりと見える。メンバー1人1人のバックにはLED画面が投影され、音と視覚の両方で楽しませてくれた。途中サウンドトラブルがあったが、そのトラブルでさえ"ライブ"であることをより感じられて高まる。曲によってゲストが登場する豪華なステージングの中「Better Days」ではゴスペル隊が登場。フロアからは歓声を上げられないが、NOISEMAKERとゴスペルのコラボで、会場全体が熱唱している感覚を味わえた。そう遠くない未来で、今度はフロアとNOISEMAKERで熱唱できる日を願って、この日の1曲は「Better Days」をセレクト。 11/3(水) KOTORI@両国国技館 :KOTORIの47都道府県ツアー「PLAY FOR THE FUTURE TOUR」のセミファイナルとして行われた両国国技館公演。土俵をステージにして、メンバーが向き合うかたちでライブがスタート。Vo.Gt横山の『今日は演出一切なし。演奏1本勝負でやらせてもらいます。』という言葉の通りに、どんどんと曲を演奏していく。3rdフルアルバム「We Are The Future」の楽曲を中心に構成されたセットリストから、KOTORIの今を感じることができた。本編最後のMCでは、Vo.Gt横山が『これからも誰かのためになれるような、誰かがその曲を聴いて前に進めるような音楽をずっとやっていこうと思います』と決意表明をし、本編最後は『光』で締めくくられた。 11/5(金) Paledusk@豊洲PIT :Paledusk主催イベント"KOUBOU"をバンド史上最大規模となる豊洲PITで開催。ロック、ヒップホップのアーティストがジャンルの壁を壊してぶつかりあったこの日は、間違いなく大きな新たなユースカルチャーを生み出していく第一歩となった。『ついにきたなこの日が!時代を作りにきたぞ!』と高らかに叫び、アクロバティックで自由なライブにフロアも身体を揺らし思うがままに踊っている。MCで何度も感謝を伝えたVo.Kaitoは『俺たちがもっと上に連れていく。あの時守ってくれた人や今日来てくれた人たちと、club asiaで何も気にせずにバカ騒ぎできる日まで"KOUBOU"をやり続ける』と語り、未来へつながる刺激的すぎるイベントであった。 11/6(土) 新東京@下北沢WAVER :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」で下北沢WAVERのトッパーを飾ったのは新東京。ベース、ドラム、キーボードが奏でる揺れるグルービーな演奏に優しいVo.の歌声がのって、とても心地よい空間を作り出した。ライブの途中、演奏隊の即興のジャムセッションのような場面もあり、ライブならではの視覚的にも楽しめるライブだった。そんな新東京のセトリの中から、新曲「ユートピアン」をピックアップ! 11/6(土) あるゆえ@下北沢ReG :下北沢のサーキット型イベント「KNOCKOUT FES 2021 autumn」にあるゆえが登場。1曲目の「ライブハウス」から紫月(Vo.) のマシンガンのように言葉をぶつけていく歌声がフロアを支配していく。『この時間、この場所を選んだことを後悔させないようなライブを』そう告げて披露された「生活夜」ではブルーのライトの中、感情を爆発させ歌い上げる。あるゆえの音楽はいつでもそこを夜に変えてしまうから凄い。最後のMCでは『(私たちは)あなたのヒーローにはなれないと思うけど、体の一部になって一緒に戦えたら』と話す。これがあるゆえの音楽の根本にあるものなのだろう。そんなMCからの「騒音楽」は圧巻だった。 11/6(土) 黒子首@下北沢CLUB 251 :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」で下北沢CLUB251に登場した黒子首。開演前からフロアには多くのお客さんが詰めかけていた。ステージに登場したメンバー3人からは、筆者が以前6月に観たときよりさらに風格を感じた。この数ヶ月の間に、UNISON SQUARE GARDENとの対バン、1stフルアルバムのリリースなどを経験してきたからだろう。音に揺られる心地いい楽曲から、思わず歌声に聴き惚れてしまう楽曲まで、黒子首の音楽の底の深さを改めて感じた時間だった。 11/6(土) リスキーシフト@下北沢CLUB 251 :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」で下北沢CLUB251に登場したリスキーシフト。鋭いサウンドと怪しげな雰囲気の『MiMIC』を今回はご紹介したい。マイナー調でゆらゆらと揺れる雰囲気からエッジの効いた楽曲の展開に、フロアの熱気も一気に上がる。リスキーシフトの楽曲は、どの曲を聴いてもその構成に驚かされる。サブスクでの配信楽曲はまだ少ないが、ライブのセトリは色々なバリエーションの楽曲を楽しめるので、是非ライブで観てみて欲しい。 11/6(土) ペルシカリア@下北沢CLUB 251 :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」で下北沢CLUB251に出演したペルシカリア。ライブは「さよならロングヘアー」からスタート。いきなりステージを縦横無尽に暴れまくる熱量の高いライブアクトに、スタートからフロアのテンションも最高潮。Vo.Gtの矢口結生の綴る歌詞はとても情景が浮かびやすく、彼の力強い歌声がより鮮明に曲の世界観を映し出してくれる。筆者は初のペルシカリアのライブだったが、次のライブではどんな光景を見せてくれるのか、楽しみでしょうがない。圧巻のパフォーマンスだった。 11/6(土) 空白ごっこ@下北沢SHELTER :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」でSHELTERのステージに空白ごっこが登場。ショーのようなアンセミックなSEが鳴ると、Vo.セツコがアディダスのジャージで登場。1曲目は新EPから「天」。弾ける鍵盤の音色とヒリヒリするような歌声をフロアに響かせると、「リルビィ」「たぶんにんげん」と1stミニアルバムから続け、雰囲気をがらりと変える。次に披露したのは"下北沢カレーフェスティバル"のテーマソングだが、ここでカレーマンがステージに登場し一気に平和な空間に。サビ前の"パッパッティーヤ!"のシンガロングができる日が待ち遠しい。この日の締めは「運命開花」。観客はメロでクラップ&サビで拳を突き上げ、その熱気はこの日のピークに達するのだった。 11/6(土) バウンダリー@下北沢 近松 :大阪ロックバンド、バウンダリーが下北沢 近松に登場。1曲目の「明日」からパワフルな演奏と歌で圧倒すると、次は未発表だった新曲「暗闇」を続ける。出演できた喜びを話し、『ノックアウトできるように今日も真っ直ぐにやります!』と告げて「真っ直ぐ」を披露。バウンダリーの3人が心から幸せそうに音を鳴らす姿は何度見てもグッとくる。途中、ミディアムテンポの「タイマー」で緩急も付けつつ、この日のラストナンバーは疾走感あふれる「あの言葉」。サビの歌詞 "あの日" "あの時" "あの言葉" に合わせて、3回拳を突き上げるのがとにかく楽しい。笑顔と堂々たるパフォーマンスでフロアを1つにするバウンダリーらしいアクトだった。 11/6(土) yutori@下北沢WAVER :KNOCKOUT FES 2021 autumnの下北沢WAVERが、yutoriの時間の前にも関わらずライブハウスの前に長打の待機列ができていた。筆者がyutoriのライブを見るのはこの日が2回目。リハーサルで、クリープハイプの楽曲を聴くことができてとても貴重な気がした。この日のセトリの中で筆者が特に印象に残った1曲が『午前零時』だ。Vo.Gt 佐藤古都子の歌声が、曲を通してとても表情豊かに感じた。是非この感覚をライブハウスで味わって欲しい。 11/6(土) FiSHBORN@下北沢近松 :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」で下北沢近松の"見放題ステージ"に登場した、大阪高槻発ガールズスリーピースバンドFiSHBORN。下北沢でのライブはまだ数回だが、ライブスタートからホームと感じるような熱気に包まれる。ストレートな歌詞とサウンドに応えるように、フロアは突き上げた拳でいっぱいだった。この日のセトリの最後に披露された「夜を抜けて」の歌詞にもあるように、スリーコードで伝わるのがロックバンドなのだと肌で感じることができるアクトであった。 11/6(土) ハク。@下北沢近松 :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」で下北沢近松の"見放題ステージ"に登場。大阪フォーピースバンド、ハク。にとって、この日が2回目の東京でのライブ。『十代白書2021』のグランプリを受賞し飛躍の年になった彼女たちのライブは、とても透明感があり心が癒されるものであった。そんなハク。のセトリの中から、Vo.Gt あいが17歳の時に書いたという「本物」をピックアップ。透き通る歌声と、ロングトーンがとても綺麗にフロアに響いていた。今後の活躍にもますます期待が高まるライブだった。 11/6(土) CAT ATE HOTDOGS@下北沢近松 :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」で下北沢近松の"見放題ステージ"のトリを飾ったのは、CAT ATE HOTDOGS。キャッチーなメロディと高い演奏技術によって生み出されるロックサウンド、そしてギターもベースもドラムも、それぞれの音の粒の際立ちにより、立体的なサウンドを生み出していた。この日のライブの1曲目「kikanju」から本編最後の「Drops」、そしてアンコールの「雨」までその迫力に終始圧倒されてしまった。 11/6(土) ユレニワ@下北沢MOSAiC :「KNOCKOUT FES 2021 autumn」の大トリを飾ったのは4ピースバンド、ユレニワ。Vo&Gt.シロナカムラはサングラスを装着し、演奏前からロックンロールを醸し出す。1曲目の「革命児」から観客みな声を出す代わりに拳を突き上げ、続く「Cherie」でその熱量は早くも頂点に。キャッチーなメロディも魅力的な楽曲だが、この日は熱量が勝る。ライブ後半、シロナカムラは『僕は何のために下北にきたと思いますか?このライブの為だけにきました、この空間のために。大トリをまかせてもらせて感謝を伝えたい。』と話した。大トリという重要なポジションを任せられた喜びを、音で爆発させた圧巻のパフォーマンスだった。 11/7(日) さとうもか@渋谷CLUB QUATTRO :約2年ぶりとなったツアーのファイナル。手書きのフライヤーが配られ、本編もクマのぬいぐるみを使った寸劇からスタートするなど、彼女の個性を全面に押し出した内容に。序盤に代表曲「melt bitter」を披露すると、撮影&SNS投稿オーケーとするなど観客を巻き込み盛り上げていく。MCでは、前回のツアーは1人で回りホテルも自分で取っていたと話す。そこから多くの支持を獲得して岡山から上京し、書き上げたのがニューアルバムの新曲「ながれぼし」。ペンライトとスマホライトで星空を彷彿させる空間を演出し、その歌詞と歌声に思わず涙腺が緩んだ。本編最後に「歌をとめない」を高校時代に親に買ってもらったという鍵盤で披露すると、会場は多くの拍手に包まれた。 11/7(日) STAY HOME ALONE@KT Zepp Yokohama :TRUST RECORDS 15周年を記念した"TRUST NIGHT 2021"に出演したSTAY HOME ALONE。15年前の無邪気な笑えるエピソードを交えつつも、TRUST RECORDSが歩んできた15年という時の長さを感じていた。彼らのポップパンクが鳴り響くと、拳があがり、身体が衝動的に動いてしまう。『wataさんも何度も大人になっては、初期衝動を思い出しながら色々なことをやっているはず。俺らも初めてライブハウスに来たときの衝動みたいなものを忘れずに演奏します。』という言葉から演奏されたのは彼らの名刺代わりの1曲「All Alone」。改めてライブハウスがかけがえのない最高の場所だと感じさせてくれた。 11/7(日) KUZIRA@KT Zepp Yokohama :TRUST RECORDS 15周年を記念した"TRUST NIGHT 2021"に出演したKUZIRA。『なんでも色んなことをやってるwataさんは 凄い人だし、バンドを見る目は間違いない。ほんとおめでとうございます!』と、wataさんへのお祝いと感謝を述べた。キラーチューンを畳みかけ、どこまでもとまらない疾走感を感じるられるライブに観客のボルテージはMAXに。皆その場で大きくジャンプして拳を突き上げて彼らのアツいライブに応える。TRUST RECORDSから羽ばたいた彼らのメロディックパンクを存分に鳴らし、最大限の恩返しと成長した姿を見せた圧巻のステージであった。 11/7(日) ENTH@KT Zepp Yokohama :TRUST RECORDS 15周年を記念した"TRUST NIGHT 2021"に出演したENTH。『俺たちにとっては、酒とかダイブとかモッシュは全部が大事な遊び。そういう気持ちを忘れないでほしい。100億年ぶりにやります。』といって演奏された「ムーンレイカ―」では、言葉では言い表せないくらい感情が昂り、フロアの観客たちは皆が涙を浮かべながらも心から最高の音楽を全身で楽しんだ。ライブハウスでしか味わえない衝動的で感動的な最高の時間が流れた。彼らが大事にしているライブハウスという存在が忌避されて、悔しい思いを抱えながらもライブハウスで音を鳴らし続けた"ENTH"という"ロックバンド"にしか作れない熱いライブでTRUST RECORDSの15周年に花を添えた。 11/9(火) dustbox@USEN STUDIO COAST :Tucky's Mastering presents."FULL BIT vol.1"に出演。様々なアーティストのマスタリングに携わっているTuckyさんの主催イベント。1曲目『Right Now』からSUGA(Vo./Gt.)のハイトーンボイスが響き渡る最高のスタート。Tuckyさんへの感謝を述べながらも、『やっとできたんだから楽しむぞ!!来てくれたあなたこそが光!』と彼らのパンクサウンドがフロアを盛り上げる。モッシュやサークルができない今の時代でもライブハウスでパンクロックを鳴らし続け、日本のパンクシーンを守り続けてくれたdustboxの名曲たちが以前よりも輝いて聴こえたライブであった。 11/9(火) SIX LOUNGE@USEN STUDIO COAST :"FULL BIT vol.1"に出演。『最後のSTUDIO COASTなんで気合入ってます。悔いのないようにやります。』という言葉のように「カナリア」「天使のスーツケース」とポジティブな歌詞が目立つ美しくも強いロックンロールを畳み重ねていく。「スピード」では音源以上の"スピード"で私たちの内なる衝動を刺激してくる。最後のステージに対する切なさをどことなく感じることができたが、ロックンロールバンドとして己の衝動を炸裂させていたステージはとても綺麗だとさえ思えた。 11/9(火) ストレイテナー@USEN STUDIO COAST :"FULL BIT vol.1"に出演。『ようやく新木場STUDIO COASTに帰ってこれました』と馴染み親しんだこの地でライブができることを心から喜ぶメンバー。この日の他出演バンドの影響か、ストレイテナーの強く激しいロックな部分がより感じられる楽曲が多く演奏され、『いつだって新しい音楽で若手バンドに負けないくらいのものを作りたいと思っている』とバンドへの消えることのない熱い思いを語ったことからも、こういった形の対バンイベントの醍醐味を久々に感じることができた。アンコールで演奏された「Last Stargazer」で見せたパンクサウンドは、とてもエネルギッシュで瑞々しかった。 11/9(火) Aland@下北沢SHELTER :SHELTER 30th Anniversary HOTSTUFF×SHELTER pre. "Ruby Tuesday"のトッパーを飾ったAland。スリーピースでベースボーカルの編成だが、随所にかなりの技巧が必要な楽曲の構成に驚かされた。それでいてキャッチーなメロディで、耳でも目でも楽しめるライブバンドだった。セトリから選曲は「レトリックはいらない」を。 11/9(火) minori@下北沢SHELTER :SHELTER 30th Anniversary HOTSTUFF×SHELTER pre. "Ruby Tuesday"の2番手に登場したminori。目指していたバンドが出ていたライブハウスが下北沢SHELTERで、そのステージにこの日初めて立った。そんな記念すべき日のライブ、1曲目は「あのね」からスタート。MCでは『まだ道半ばだけど、あの頃先輩に厳しいこともいわれたけど、今は自信を持って音楽をやっている』と語り、初のSHELTERのステージを楽しんでいた。 11/9(火) Atomic Skipper@下北沢SHELTER :SHELTER 30th Anniversary HOTSTUFF×SHELTER pre. "Ruby Tuesday"のトリを飾ったAtomic Skipper。1曲目「シンガロングは夢を見る」からライブがスタート。Vo.中野の楽しそうに歌う姿に、心の底からライブを楽しんでいるのが伝わってきた。そしてその熱は他のメンバーからも同様に、SHELTERのステージを縦横無尽に動きながらフロアを存分に盛り上げてくれた。Vo.中野のMCで『SHELTERの30年の中で、私たちが関わった時間はほんの少しだけど、絶対に忘れない日にする』という意気込み通り、ステージもフロアも熱い時間を過ごすことができた。 11/14(日) ヤバイTシャツ屋さん@大阪城ホール :大阪城ホールワンマンライブ「まだ早い。」を開催。5年前にBIG CATでメジャーデビューを発表した際と同名のライブとなったこの日。スクリーンにタンクトップ君やメンバーの演奏姿が映し出されるのはアリーナでのライブらしいが、「ZORORI ROCK!!!」などで親子で参戦しているであろう楽しんでいる子供が映し出されると、ヤバTというバンドが老若男女問わず全世代から愛されていることを改めて実感させられた。『バンドはどれだけ続けたいと思っても、聴いてくれる人、ライブに来てくれる人がいなかったらバンドは続けられない。ヤバTを続けさせてくれてありがとう!』と話したが、ヤバTを続けてくれてありがとうとこの場にいた全員が思ったはずだ。顧客がこの日どうしても城ホで心待ちにしていた楽曲「サークルバンドに光を」が演奏された際はただひたすらに感動で涙が止まらなかった。ノリと勢いだけではない彼らが、"誰でも使える言葉を使って誰にも歌えん歌"を歌い続けた先に見ることができた大阪城ホールのこの素晴らしい光景を顧客の私たちも死ぬまで忘れないであろう。 11/20(土) ハルカミライ@Zepp Haneda :『SHELTER 30th Anniversary Finale "ZeppがSHELTERになります"』で共演したハルカミライとKEYTALK。ステージには、SHELTERのステージと同様"あの"市松模様が敷かれていて、会場に着いた時点で既にライブハウスキッズの筆者の胸は熱くなっていた。そんな記念の日の1番手を飾ったのがハルカミライ。ステージに登場してくるメンバーそれぞれの熱気が会場全体に一瞬にして伝わってくるほど高揚しているのが分かった。そんなハルカミライのセトリは初期衝動のように勢いのある前半から、最後には泣かせにかかってくる、ストーリーのようなライブだと感じる。そんなセトリの中から冒頭に披露され、ハーモニカの音色がまだ頭に残っている「ヨーローホー」をセレクト。 11/20(土) KEYTALK@Zepp Haneda :『SHELTER 30th Anniversary Finale "ZeppがSHELTERになります"』の2番手、そしてトリを務めたKEYTALK。下北沢SHELTERとは切っても切れない縁がたくさんある彼らも、この日がメジャーデビュー記念日にあたり、お祝いごとが重なった。「宴はヨイヨイ恋しぐれ」からライブがスタートすると、会場は一気にお祭り状態に。この日のセトリは新旧織り交ぜながらの内容で、アンコールではメジャーデビュー曲「コースター」も披露。ファンのみんなが楽曲に合わせて振りつけを披露する光景がとても素敵で、メモリアルなアクトとなった。 11/22(月) odol@恵比寿LIQUIDROOM :音楽ディストリビューションサービス「FRIENDSHIP.」がキュレートするライブイベントにodolが登場。今年発表した楽曲「未来」で一気にフロアをアンビエントな空間に変えると、2曲目「泳ぎだしたら」ではVo.ミゾベリョウもギターを持ち、分厚く強めの音を響かせる。さらに、ピアノのリフレインが印象的な「小さなことをひとつ」を続け、odolというバンドの表現の幅広さを見せつける。MCでは東京での2021年最初のライブができた喜びを告げ、「虹の端(Rearrange)」へ。曲名の通りの光景が目に広がる感覚を覚えさせ、ライブを締めくくった。 11/24(水) Hakubi@O-WEST :冒頭にVo.片桐が『あなたが信じるバンドはライブハウスで1番かっこいいって証明します。』と話し、ライブ開演。1曲目の「アカツキ」からVo.片桐の歌声が観客を引き込むと、続く「ハジマリ」では一気に解放的なエネルギーでフロアを満たす。前向きなメッセージが込められた「在る日々」では片桐がより丁寧に1つひとつの言葉を紡ぎ、観客もそれを1つ残さず受け取るように聴き入っていく。『この2年でやっとわかったことがあって。自分らの力だけじゃなくそこにいるあなたのその目が、心がバンドを強くしてる。信じてくれてありがとう。』そうファンに感謝を伝えてから披露したのは「mirror」。サビの "それでも生きてたいと思うから" という歌詞にはコロナ禍での葛藤と向き合ったバンドだからこその説得力が溢れていて素晴らしかった。 11/24(水) アメノイロ。@O-WEST :『俺らが去年広島県から出てきて始めてできた友達がOrganic Call』そうMCで話す。そんなアメノイロ。のステージはオガコへの愛で溢れていた。ライブは瑞々しいギターの音色が印象的な「海岸通り」、代表曲「水彩の日々」でスタート。Vo.Gt.寺見の歌声はロックサウンドの中でも、透明感を維持し歌詞も埋もれることなくしっかり届いてくる。終盤には『(この時代)何が正解かわからないこともありますが、俺たちの歌で生きてることが楽になったら』と語り、Organic Call「朝焼けに染まった街へ」のワンフレーズを歌うサプライズ。その流れから披露された「あとがき」はいつも以上にエモーショナルで疾走感あるメロディも心地よかった。全7曲、オガコとの絆を感じてグッとくるアクトだった。 11/24(水) Organic Call@O-WEST :4人で拳を合わせ、一斉に音を出すと「茜色、空に灯す」で開演。ライブ定番曲で一気にフロアをあたためると、次はNewシングルのリード曲「Hello My Friend」を披露。このツアーを通してオガコの新たなライブアンセムとなった1曲が、力強くも優しくフロアを包む。MCでは仲間が増えたこと、ライブハウスへの愛、バンドにかける想いを語る。『命をかけてここで歌い続けたいと思います!』そう宣言してからの「朝焼けに染まった街へ」はあまりにドラマチック。新曲「Good-bye」でフィナーレと思いきや、Vo.ヒラタナオヤが『まだ終わらねえぞ!!』と叫び、激しく点滅する照明の中でメンバーみな楽器をかき鳴らし「愛おしき日々たちへ」に繋ぐ。サビが終わっても拳を下ろさないファンも多く、それは彼らの鳴らすロックが深く刺さっている証拠だろう。声が出せない中でも、ほとばしる熱量を見せつけてツアーを締めくくった。 11/24(水) THE PINBALLS@Zepp Diver City :活動休止前の最後のライブ「THE PINBALLS 15th Anniversary Oneman "Go Back to Zero"」は文字通り、THE PINBALLSの"全て"が詰め込まれたライブだった。メンバーのシルエットがステージ上の紗幕に写され「片目のウィリー」からライブがスタート。フロアを踊らせるダンサブルなナンバーから、ガレージサウンドなナンバーまで、THE PINBALLSのロックンロールを存分に肌で感じることができた。2回のアンコールを含めた2時間、全33曲という大ボリュームの内容は圧巻だった。そんなライブのラストに披露されたのが「真夏のシューメイカー」で、決して後ろ向きではなく、THE PINBALLSが未来を進むための決断なのだと、ファンのみんなには伝わったことだろう。 11/25(木) Lucky Kilimanjaro@Zepp Diver City :全国7か所を回ってきたツアーのファイナル。ライブは「ひとりの夜を抜け」でスタートするとそこから一切MCなし。熊木幸丸(Vo)が『自由に踊りましょう!』と何度もフロアに呼びかけノンストップでライブが進む中、熊木自身がフロアを動き回り、手本を見せるかのように踊り続ける姿が目に焼き付く。多くの楽曲で手拍子が鳴り響くが、熊木のジャンプを合図に手拍子が一気に手を上下させる動きへとフロアが一気に切り替わる様にはこの上ない一体感を感じた。後半の「HOUSE」からこの夏のダンスアンセム「踊りの合図」連投での盛り上がりは鳥肌モノ。本編全25曲を駆け抜け、アンコール前には2022年3月にNewアルバムリリースとツアー開催を発表。まだまだラッキリの躍進から目が離せない。 11/25(木) the pullovers@下北沢 CLUB 251 :短編映画の上映とライブを兼ねた企画「the pullovers pre. ある結末について」は、まるでライブハウスと映画館の空間が融合しているような感覚だった。短編映画の上映後、映画の題材になった『結末』の演奏がスタート。映画のエンドロールをライブで楽しむことができる、とても新鮮な体験だった。この日は、3rd ZINE「君なんていらないわたしになった」のリリース記念でもあり、映画のあとはZINE収録曲(6曲)を再現するライブへと続いた。そして最後は映画についてを出演者、the pulloversのメンバーでトークする座談会でこの日の企画は幕を閉じた。様々な挑戦をするthe pulloversの今後がますます楽しみになった。 11/27(土) ねぐせ。@下北沢Shangri-la :「スペースシャトルで君の街まで」ツアーの東京編を下北沢Shangri-laにて開催。ちょうど初ライブから1年であったこの日。凄まじいスピードでロックシーンを駆け抜けてきた彼らだが『もう1年経ったかとも思うけど、やっと1年経ったのかと思うくらいこの1年間ほんとに色んなことがあったし濃密だった。」と話す。SNSのプロフィールで"笑顔がモットーのバンド"と自称しているだけあり、各メンバーが笑顔でステージを本当に楽しんでいるのが伝わり、ライブハウス全体が笑顔と温かさに包まれた。"死なない為の音楽よ、不要不急じゃない心の薬"という、これ以上ない最高の歌詞が響き渡ったあの瞬間のライブハウスは世界中のどこよりも幸せな時間だった。どんなときでも彼らの曲は心にスッと入ってきて私たちのこれからの毎日を支えてくれているのだ。
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