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【ライブショートレポは説明文をスクロール🔽】 日々ライブハウスを駆け巡る、AWA MOSH PITクルーが毎月素晴らしかったアクトをライブショートレポと一緒にお届け🔥 2023年5月もAWA MOSH PITクルーは多くのライブをチェック。その中から26アクトをピックアップ! ライブハウスやアーティストへのエールも込めて、今月もこのプレイリストをお届けします。ライブレポから当日の熱気やバンドの魅力を感じてもらえたら嬉しいです☺︎ 📝ライブショートレポ by AWA MOSH PITクルー 5/1(月) 板歯目@Spotify O-Crest :ロックバンド・あるゆえとO-Crestによる共催企画『一戦交え』。1組目は爬虫類系ロックバンドを名乗る、板歯目。1曲目「ラブソングはいらない」からいきなりライブハウスがぶっ壊れるくらいの爆音と、Gt./Vo.千乂詞音の攻撃的なボーカルがフロアに響く。「芸術は大爆発だ!」ではBa.ゆーへーがメンバーも思わず笑うほどのデスボを出すなどテンションは最高潮。5曲駆け抜けこの日初のMCだが、声帯が2つあるような歌声とのギャップにもやられる。後半戦一発目「dingdong jungle」はイントロから爆発力がすさまじく、Ba.ゆーへーもこれまで以上にアグレッシブなプレイを見せ、最後は高速リリックの「地獄と地獄」で締めくくった。前回観たとき以上に言葉が届いてくるようになった印象。板歯目の進化はまだまだ止まらない! 5/1(月) 終活クラブ@Spotify O-Crest :あるゆえとO-Crestによる共催企画『一戦交え』。2番手は "音楽を終わらせるための音楽" を鳴らす5人組バンド・終活クラブが登場。『今日あなたの一等賞を獲りにきた!』そう声を上げて「タラッタ人生論」でライブはスタート。Ba.がセンターで左を向き、Vo.が右側という立ち位置に一癖感じるが、ボカロをルーツに感じる中毒性あるサウンドに観客はみなリズムを刻み、拳を突き上げる。音源と印象ががらりと変わる、ロックの熱さがあるライブだ。「駄文」では少しダークなサウンドで緩急をつけ、締めくくりは『最後はまっすぐ歌う』と宣言してからの「キラーチューン」。"君の心をぎゅっとできるような歌をいつか歌いたい" ライブ以外顔出しをしない謎多きバンドだが、この想いは集まった観客にしっかりと届いたはずだ。 5/1(月) Arakezuri@Spotify O-Crest :あるゆえとO-Crestによる共催企画『一戦交え』。3番手は滋賀発4ピースバンド・Arakezuri。1曲目「キーホルダー」の "ずっとそばには俺がついてる" のフレーズでライブは開演。圧倒的なヒーロー感でフロアを拳でいっぱいにすると『あんたと一緒に作る歌だぜ!』と叫んで「たいせつ」へ。ラスサビ前の会場一体となっての手拍子が凄い。ライブ定番「クアトリーセンチュリー」でフロアの熱気はさらに増していく。MCでは予定通りにいかない現在地を等身大で語り、『俺は毎日生まれ変わる!』と前向きな言葉とともに新曲「バースデイ」を披露。"生きていて良かった"と力強いメッセージを高らかに鳴らし、最後は彼らの代名詞ともいえる「ヒーロー」で締めくくるのだった。 5/1(月) あるゆえ@Spotify O-Crest :あるゆえとO-Crestによる共催企画『一戦交え』。トリはもちろん、あるゆえが登場。1曲目は「一閃」。Vo.紫月のまっすぐで力強い歌声、サポートの佐々木理久(the pullovers)のギターが唸り、畳み掛けるように「騒音楽」が始まるとフロアは拳で埋め尽くされる。Dr.さのひろのしんがこれまで登場した3組の熱演で企画名にふさわしいライブになっていると喜び、そして集まった観客に感謝を告げた後、リリースしたばかりの新曲「Su.」へ。サビ前に観客一斉にウォーオー!と声を出し拳を上げる、その一体感がたまらない。声が出せるようになった今、最強のライブ定番曲になること間違いない。そして、この日の締めくくりは「讃美歌」。『ねえクレスト…こんな最高の1日絶対に忘れないで!』紫月の言葉通り、忘れられない一戦であった。 5/12(金) まんぷく@池袋 harevutai :新たな才能を見つけるために始まったポニーキャニオン初の対バンライブシリーズ『heaR』vol.01が池袋harevutaiで開催された。この日の日中に行われたが癖限定のオーディションを勝ち抜いた、さとじゅん。のオープニングアクトでイベントの初回の幕が上がり、本編のトップバッターとして、まんぷくがステージに登場。ライブはしっとりしたメロディの「ひとつ」からスタート。透き通るVo.Gt.さかのひかりの歌声が優しく会場を包み込んでいく。緊張からかMCは少し固い印象で、次々と楽曲を披露していく。4月に配信されたばかりの新曲「伝えたいこと」では爽やかな鍵盤の音色がエモーショナルな空気を生み出し、続く「あの頃のまま」では疾走感のあるサウンド会場を熱く盛り上げた。どこか懐かしさを感じるロックサウンド、多幸感に溢れるライブは是非今後も注目だ。 5/12(金) irienchy@池袋 harevutai :harevutai pre.『heaR』vol.01に続いて登場したのが、ポップロックバンドのirienchy。ライブは「メイビー」からスタート。Vo.Gt.宮原颯の力強い歌声に会場も呼応するかたちで熱く盛り上がっていった。後半戦、最新曲「ソルジャー」からはより熱いロックナンバーを次々と披露し、ハンドクラップで会場を沸かせていった。彼らのポジティブでどこまでも明るいサウンドとメロディは、彼らの暖かい人間性なのだ、演奏とMCの両方から感じることができた。そんなライブを観終えた後は、笑顔でハッピーに包まれること間違いなし。 5/12(金) Laura day romance@池袋 harevutai :harevutai pre.『heaR』vol.01の3組目には、Laura day romanceがサポートメンバーを含め6人編成でステージに登場。ノスタルジックなポップサウンドの「rendez-vous」からライブ始まった。哀愁を感じるVo.井上花月の歌声と優しいメロディーに、会場が一気にLaura day romanceの世界に包まれていく。続けて披露された「sweet vertigo」では、シティポップなダンスナンバーの世界を見せてくれた。Laura day romanceの特徴の一つの、Vo.井上花月とGt.Vo川島健太郎のツインボーカルが一際輝く「lookback&kick」。哀愁と優しさが共存し、温かく包み込んでくれる、物語のような楽曲を披露し、独自の世界観で会場を光照らしてくれた。 5/12(金) Mellow Youth@池袋 harevutai :いよいそ、harevutai pre.『heaR』vol.01のトリとして、Mellow Youthがステージに登場。すると瞬く間に会場をダンスフロアに変えていった。ロック、ソウルやファンク、シティポップなど、様々な要素をバンドサウンドに昇華させ、圧倒的なグルーブを生み出し、楽曲に魂を込めるように力強い歌声がフュージョンする。これはもう踊るしかない、自由に揺れるしかないだろう。アッパーに盛り上げる前半から、後半は大人の色気を纏う「Neon Sign」「Flash night」を披露。フロアはさらにMellow Youthに酔いしれていく。イベント全体を通して、幅広いジャンルの音楽が鳴った一夜だった。次回の『heaR』が今から楽しみでしょうがない。 5/14(日) arne@SHIBUYA CYCLONE :airattic主催イベント『atticroom12』に男女ツインボーカルマスロックバンド・arneが登場。1曲目「seaside」からマスロック特有の変則的ながらも印象的なメロが鳴り響き、その音を鳴らせる喜びを噛みしめるようにGt/Vo.ワオシュンは時折笑顔を見せる。Vo/Gt.ひらめがairatticへの感謝を告げた後、ワオシュンが両手タッピングを始めると「epilogue」へ。ひらめの歌声はマスロックの音にも埋もれない存在感を示し、ラスサビ前に彼女が手を叩くと観客もそれに続いて大きな手拍子に包まれる。ギターリフが織りなす幻想的な世界観が印象的な「nostalgia」、この日締めくくりの「hallu」も、非常にトリッキーな旋律ばかりなのだがライブでしっかりと表現できており、秘めたるポテンシャルの高さを存分に感じさせるアクトであった。 5/17(水) LOFT@下北沢MOSAiC :『Yuna pre. 24/7=Music』で初の下北沢MOSAiCに登場した、群馬ロックバンドのLOFT。疾走感と爽快感のあるキャッチーなメロディーにフロアはたくさんの拳で応える。真っ直ぐな思いを乗せた歌詞に心を掴まれ、シンガロングの光景が目に浮かぶ。群馬SUNBURST発のロックバンドLOFTと、今年の夏、またライブハウスで出会いたいと思った時間だった。 5/17(水) NOIMAGE@下北沢MOSAiC :『Yuna pre. 24/7=Music』に続いて登場した、広島ロックバンドのNOIMAGEも、この日が初の下北沢MOSAiC。トッパーのyouth、LOFTは同じ群馬出身で年齢も同じ、でも年齢や出身は関係ない!との冒頭のMCでの宣言のとおり、熱いロックバンドの音楽を鳴らした。拳を突き上げる熱いロックサウンドの楽曲の他に、フロアと一体となって掛け声が生まれる「Laughter」のポップナンバーまで、音楽の幅広さが楽しい。「みんなで一緒に楽しみたいだけ、35分しかないけど、全力で!」のMCでの言葉の通り、ライブハウスでの一期一会、一瞬一瞬を全力で楽しんだ時間だった。 5/17(水) HATAKE@下北沢MOSAiC :『Yuna pre. 24/7=Music』のイベントも終盤に差し掛かり、HATAKEが下北沢MOSAiCのステージに登場。前回観たのが、4月に開催された『KNOCKOUT FES 2023 spring』だったが、その時も思ったが、朱色のHATAKEのタオルを持っているファンが多く、この日もたくさんのファンが駆けつけていた。ただこの日は、HATAKEの次に登場するトリのちゃくらも朱色のタオルがグッズにあるので、パッと見の見分けが難しい、とMCで和ませてくれた。ライブも後半戦に入ると、Gt.Vo.KANTAとBa.TAKETOがフロアに降りてきて、Gt.Vo.KANTAはマイクスタンドをフロアに突き立て、フロアライブが急遽発生した。さらには、脚立の上でギター演奏を披露し、そこからジャンプをする、熱狂的なライブアクトだった。そんなライブのセトリから、下北沢にも波の音を届けてくれた「漣」ピックアップ。 5/17(水) ちゃくら@下北沢MOSAiC :『Yuna pre. 24/7=Music』のトリを務めた、ちゃくら。4人がステージに登場し、楽器をかき鳴らし、1曲目「海月」からライブがスタート。ステージのバックに照明で月を投影する素敵な演出で視覚的にも楽しませてくれた。その次に披露された最新曲「よだか」。哀愁漂うサウンドと歌詞、そこに透き通る歌声が重なり、楽曲の世界観をより一層感じさせてくれた。またMCでは、メンバー間のトークがわちゃわちゃと楽しむ場面も見られるのがちゃくらのライブの楽しみでもある。ライブ定番の「19才」ではライブハウス一体となって"19才"の掛け声が、この日もライブハウスに鳴り響いた。19才から20才になるタイミング、大人になるってどういうことか分からなくなる時もある。そんな狭間を生きている今のちゃくらにしか表現できない音楽、ライブを感じることができた。 5/18(木) 板歯目@下北沢SHELTER :UNFAIR RULE「いつものこと」リリースツアー 東京編、SOLD OUTということもありライブハウスは開演前からパンパンの状態。そんな中トッパーを飾ったのが、板歯目。「地獄と地獄」からライブがスタートすると、パンパンのフロアの熱気は一気に最高潮。続けて「エバー」「コモドドラゴン」「KILLER,Muddy Greed」と連続して披露。板歯目のライブはほとんどMCが無い。ただこの日はUNFAIR RULEとの出会いを少し語ってくれた。少しMCを挟んでライブは後半戦へ。途中ギターのチューニングが合っていないような場面もあったが最後の「沈む!」まで駆け抜けていった。 5/18(木) Bray me@下北沢SHELTER :UNFAIR RULE「いつものこと」リリースツアー 東京編の2番目に登場した、Bray me。美しいギターのアルペジオのイントロから始まる「マーリー」からライブはしっとりとスタート。でもやはりここはライブハウス、続く「ONE DAY」のイントロが鳴った瞬間、たくさんの拳が突きあがる光景が広がる。サビでは一緒に"ONE DAY"をシンガロングする光景も。続く「Fight」「アンダー・ザ・ドッグ」では、"頑張る"という言葉が心に響く。MCでは「UNAIR RULEのリリースツアーだからといって花を持たせようとは思っていない、全力で自分たちの音楽を鳴らす」と、熱い信念をライブを通じて感じることができた。ライブの最後に「音楽は、絶対に裏切らないから」という言葉の通り、ライブハウスにいる全員の心と体が満たされる時間だった。 5/18(木) UNFAIR RULE@下北沢SHELTER :UNFAIR RULE「いつものこと」リリースツアー 東京編に登場した、UNFAIR RULE。配信には無い、CDのみの「いつものこと」からライブがスタート。「ごめんね」「馬鹿みたい」「ラストソング」とセトリが進むにつれて上がっていく熱気を感じながら、Gt.Vo.みはねの歌詞の言葉ひとつひとつが彼女の力強い真っ直ぐな歌声と共に心に響く。MCでは「みんなのために音楽、曲、歌を歌っているわけではなく、自分のためにやっている。そんなことがたくさんの人に認められて、幸せ」と自分の心に正直に生きている姿がとてもかっこいい。「ここが私の居場所」という、このライブハウスで、岡山UNFAIR RULEの今後の躍進が楽しみでワクワクするライブだった。そんな熱いライブのセトリから「わからないままで」をピックアップ。MVにも登場した下北沢SHELTERでこの曲を聴けたのは感無量だった。 5/30(火) メとメ@下北沢MOSAiC :『KNOCKOUT FES 2023 -EXTRA ROUND -』のトッパーを飾った、名古屋スリーピースバンドのメとメ。ライブは、ポップで跳ねたくなる楽曲「急がば回れ」からスタート。続いてはコーラスワークが綺麗な少ししっとりしたナンバーの「ただいまが似合う街」を披露。下北沢MOSAiCは半年前に初めて東京でライブをした場所、とのこと。そのときも東京っぽいものを食べようとしていた、北海道ラーメンを食べたり、海鮮、カレー、有名なピンク色の炒飯と、MCでは食べ物の話題を中心に。5月リリースの1st mini album「好物」のジャケ写がお弁当、ということも関連したMCにライブハウスが和む。ライブの後半戦は「中華屋さん」で再びポップな空気を生み、続いてバンドマンに向けて作った「あんたのこと」、最後の「ハッピースター」のサビでは拳が突きあがり、ここはいつものライブハウスなんだと心が躍る時間だった。 5/30(火) リスキーシフト@下北沢MOSAiC :『KNOCKOUT FES 2023 -EXTRA ROUND -』の2組目に登場した、リスキーシフト。2ヵ月連続リリースの「ゆれる」からライブがスタートし、続いて「NO SMOKING」へ。ベースの音が出ないトラブルがあったが、自身で直す姿はかっこよかった。MCは少なめのリスキーシフトのライブ、「チルド」「海抜30m」と曲を次々と繋いでいく。最新曲の「ゆれる」「NO SMOKING」とは違った一面を見せてくれる。下北沢MOSAiCとのゆかりは深いリスキーシフト、ここでのライブ定番の「限界少女」の盛り上がりは最高だ。最後はインストの楽曲「メタスラ」でライブハウスを爆発させるような音圧に包み込んでくれた。 5/30(火) まなつ@下北沢MOSAiC :『KNOCKOUT FES 2023 -EXTRA ROUND -』の3組目に登場した、町田発の3ピース”PURE POP PUNK” バンド、まなつ。MCで「こういう平日のライブハウスで奇跡って起こるんだ!」の言葉の通り、ライブ始まりから終わりまで、大きな声で爆音を鳴らし続けてくれた、そしてそれを全力でフロアから拳や声で応えた、これこそがライブハウスの奇跡なのだろう。「ドロップ」でフロアを揺らしたり、「夢のしるし」のように疾走感で駆け抜けたり。ライブの最後は、ライブハウスにいる全ての人に向けての「ヒーロー」で幕を閉じた。筆者のこの日のピックアップは、青春ど真ん中の「懐かしい風のように」をピックアップ。 5/30(火) レイラ@下北沢MOSAiC :『KNOCKOUT FES 2023 -EXTRA ROUND -』も残すところあと2組。トリ前に登場した、横浜のレイラ。ライブは「話をしよう」からスタート。Vo.Gt有明の唯一無二の歌声、特に節の終わりの独特な歌い回し、そして静と動を表現する音の表現は、レイラにしか出せない世界だ。「あなた色に染まりたいの」「SEASIDE」「Emma」とライブでさらに輝く楽曲を披露していく。途中ギターの機材トラブルがあり、MCが長めになってしまったが、レイラもゆかりのある下北沢MOSAiCとの思い出や、この後トリで登場するKAKASHIのエピソードを話したり、ここでしか聞けないことも貴重な時間だった。ライブは「アパートの中で」、そして「透明少女」で轟音の渦のなか終演した。 5/30(火) KAKASHI@下北沢MOSAiC :『KNOCKOUT FES 2023 -EXTRA ROUND -』のトリを飾った、KAKASHI。最近の『KNOCKOUT FES』にはタイミングが合わず出演できていなかったけど、今回初めて、下北沢MOSAiC店長の佐々木さんの『KNOCKOUT FES』に出演することができた、とMCでこの日の想いを伝えてくれた。もうすぐ30歳とバンドの歴も長くなってきたけど、変わらないもの、がここにある。最新作「やめろよ」「られる」と表情の違う一面を見せてくれる楽曲もKAKASHIならではだ。そしてライブ本編のラストは、この日一番の拳が上がった「ドブネズミ」で締めくくられた。 5/31(水) 鋭児@F.A.D YOKOHAMA :『GoldKids Vol.1 -THE UNBROKEN HEART-』のトッパーで登場した、鋭児。ステージに4人がゆっくりと登場、Vo.御厨響一は松葉杖をつきながら登場し椅子に腰掛け、しっとりとライブがスタート。鋭児のライブは激しいだけではない、彼らならではのグルーブで荘厳の音楽の世界をゆっくりと展開していき、気づいたらその世界の虜になっている。だが、それだけではやはり物足りなくなってくるのが、メンバーもフロアのファンもなのだ。ギアを上げるきっかけの「Fire」以降は、ライブハウス全体がぶち上って、気づいたらライブが終了していた。目も耳も体も、一瞬たりとも離せないライブだった。 5/31(水) PRAISE@F.A.D YOKOHAMA :『GoldKids Vol.1 -THE UNBROKEN HEART-』に続いて登場したのが、TOKYO MIXTUREのPRAISE。主催のGoldKidsがYouTubeの四角い画面から、ライブハウスに飛び出してきた、何かを変えようとしているのを感じる、とのMCの通り、リアルのライブハウスでしか感じることが出来ない全てがここにあった。「全てはライブの二の次」の言葉からも、ライブに全身全霊を捧げているPRAISEだからこそ、その重みを感じることができた。「平日のど真ん中の水曜日、ライブハウスに来ているお前ら、最高にカッコイイ!」とフロアを鼓舞して、"Last Shit"「マルモウケ」で爆上がりしてライブは終演した。 5/31(水) MEANING@F.A.D YOKOHAMA :『GoldKids Vol.1 -THE UNBROKEN HEART-』の記念すべき初回のトリを飾った、MEANING。ライブがスタートする瞬間、Vo.Gt.HAYATOがステージからマイクスタンドをフロアに持ってきて、いきなりフロアライブからスタート。ステージとフロアの垣根など関係なく、ハードコアな鬼気迫るライブの幕開けとなった。MCでは、主催のGoldKidsと、スペースシャワーさんがライブハウスに目を向けてくれたことに感謝する場面も。そして、主催のGoldKidsが、このイベントを幕張まで持って行く、と裏事情も話してくれた。ライブハウスから幕張へ、GoldKidsの船出をこの日いた全員で目に焼き付けることができた、貴重で大切な1日となった。 5/31(水) KANA-BOON@渋谷 CLUB QUATTRO :THE 2の渋谷CLUB QUATTROツーマン3DAYSの最終日にKANA-BOONが登場。谷口鮪(Vo./Gt.) が『初めましての人どんくらいいる?おおいい感じ!初めましては1回だけだからね!』と挨拶すると1曲目「フルドライブ」でフロアは一気にヒートアップ!代表曲「ないものねだり」ではイントロだけで歓声が上がり、サビ前の"ワンツー"の掛け声、手拍子とその一体感は圧巻。その後も最新曲「ぐらでーしょん」や大ヒット曲「シルエット」など次々に披露。『バンドには色々あるね。うちも経験してるし、THE 2も。人生には困難な出来事が必ずやってくる。何回も何回もやってくる。でも名前を残していく道を選んで今日ここに立っている。一人で持ちこたえないとならないと思うとき、今日のバンドのことを思い出してほしい!』そんな熱いMCのあと披露された強いメッセージが込められた「フカ」は胸にこみ上げるものがあった。様々な経験をしたバンドだからこその貫禄のステージ、最高だった。 5/31(水) THE 2@渋谷 CLUB QUATTRO :THE 2の渋谷CLUB QUATTROツーマン3DAYSの最終日。ライブは2月のリキッドでも披露された新曲「スプートニク」でスタート。「ケプラー」「性と詩」などライブ定番曲で一気にエンジンをかけると、拳が上がるのはもちろん、『HAKKE YOI』という企画名からGt.加藤綾太とBa.森夏彦が演奏中に頭で押し合ってみたり、フロアにはモッシュも見られ、序盤から盛り上がりは最高潮。『3日とも来てくれた人!』とVo.古舘佑太郎が投げかけるもまばらな手の数に思わず『す、すくなーい!!』と驚くとフロアは爆笑の渦に。代表曲「ルシファー」で恒例になりつつある漫談(?)も含め、バチバチにかっこいい演奏だけでなくトークの面白さもTHE 2のライブの魅力だ。この日は、前日に父・古舘伊知郎が初めてライブに来たエピソードもあってそんな状況での、歌詞に"親のこと裏切ってしまいたい"とある「ルシファー」や「Family」にはグッとくるものがあった。最後には4年ぶりのアルバムを届けたいと宣言。THE 2のさらなる躍進に期待だ。
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