映画みたいなラストシーンだった 君は眼を伏せ言葉を奪った 寝息を待って逃げ出したら先は 軽率な膾炙 宛名を違った 君が言う 映画みたいなラストシーンだった 結末だけが路頭を迷った 戦争だとか届かないものを 絶え間なく流すテレビを仕舞って 君が望むものを私はあげられない ただ苦しくなる 難しい言葉と戯れ終わらせる君が 嫌いだったんだ ずっと 祈りのように暖かな決意は 私にはないものだと照らし出した 声にならない吐き捨てた言葉を なんで今思い出してしまうの 君が望むものを私はあげられない ただ苦しくなる 難しい言葉と戯れ終わらせる日々も 好きだった 君が望むものを私はあげられない ただ苦しいだけの言葉を 誂えて伝えた私が終わらせる日々に いなくなるように もう一回此処で会いたい